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「選挙カーは騒音が迷惑だから使用しない」と表明する区議候補者、現る

篠原修司ITジャーナリスト/炎上解説やデマ訂正が専門
「選挙カーは使用しない」と表明した山下たけおり氏の公式サイト。

千代田区議会議員選挙に立候補した山下たけおり氏(無所属)が、「騒音を撒き散らす選挙カーは使用しない」と自身の公式サイトで表明し、ネットを中心に話題を集めています。

「山下たけおり」は、選挙カーの使用は致しません

公式サイトのなかで山下候補は、選挙カーや電話依頼、選挙ハガキについて次のように語っています。

これらの行為は”今の時代”にそぐわない選挙運動だと考えています。

赤ちゃんが起こされる、夜勤明けに寝れないような選挙カーの騒音は迷惑そのものです。

また、ほとんど関わりの無い人から電話が掛かってくる、自分宛にハガキが送られてくる(=個人情報を見られている)ことを「気持ち悪い」「危険ではないか」と思うのが今の時代の普通の人々の感覚ではないでしょうか。

そして、さらに悪いことには、これらの活動には皆さんの納めた税金が使われています。

市民が不快に思うにも関わらずそのような選挙運動を押し付ける、自分自身のやり方すら変えられない政治家が税金を浪費し、「市民に寄り添う政治、●●を改革する」等と発言するのは、皆さん、一人一人の有権者としておかしいとは感じないでしょうか。

不満に思う、おかしいと思うことには、それを表明しなければ何も変わりません。

出典:「山下たけおり」は、選挙カーの使用は致しません

読んでいて、とくに後半の「自分自身のやり方すら変えられない政治家」の部分には「なるほど」と思いました。

ボクの住む福岡市では先日、第18回統一地方選挙がおわりましたが、選挙期間中の選挙カーの「○○、○○です。ご声援ありがとうございます、○○です」の連呼にはうんざりしていました。

千代田区民ではないので投票はできませんが、「選挙カーの使用禁止」を支持します。公式サイトにブログサービス『Tumblr』を使っているのもネット住民的にポイント高いです。

山下たけおり(千代田区議候補予定者)公式サイト

■山下たけおり。1984年5月11日生まれ(30歳)。高知県出身。株式会社ドワンゴへ新卒入社。その後半官半民のベンチャー企業を経て政治の道へ。

ITジャーナリスト/炎上解説やデマ訂正が専門

1983年生まれ。福岡県在住。2007年よりフリーランスのライターとして活動中。スマホ、ネットの話題や炎上などが専門。ファクトチェック団体『インファクト』編集員としてデマの検証も行っています。最近はYouTubeでの活動も。執筆や取材の依頼は digimaganet@gmail.com まで

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