浜松日体高校男子バレー部で行われている体罰（暴力）だという動画が公開される

ITジャーナリスト／炎上解説やデマ訂正が専門

2013/9/16(月) 20:29

静岡県浜松市にある私立の中高一貫校『浜松日体高等学校』の男子バレー部で行われている体罰だという動画が公開され、インターネットを中心に騒ぎとなっています。

動画は携帯電話で素早く隠し撮りしたもののようですが、そこには顧問らしき人が生徒の顔面を何度も平手打ちする様子がハッキリと映し出されています。

また、動画の投稿者はコメントにて「この体罰のせいで知り合いの子が心に大きな傷を負っています。また、この動画の時だけでなく頻繁に体罰が行われているようです」と、生徒が傷ついていること、そしてこの暴力が常習的に行われていることも告発しています。

これが事実なら、絶対に許されないことです。

Tシャツの背中に“日体魂”の文字

問題は、この暴力が「いつ、どこで振るわれたか？」です。投稿者を疑うようで申し訳ないのですが、確認のために浜松日体高校に電話をかけましたが、祝日の夜間ということもあり残念ながらその確認が取れませんでした。

ただ、動画には“日体魂”との文字が書かれたTシャツが一緒に写っています。

この“日体魂”という言葉は日本体育大学やその附属高校で使われている言葉らしく、学校の公式サイトや保護者によるブログでもその使用を確認できます。

我々、日本体育大学男子バレーボール部は「信頼・団結・闘志」をテーマにどんな困難な場面においても諦めない強い意志で、日体魂を見せつけます！

この中身の濃い二日間で感じてくれたはずの「勝利の喜び」「地道な努力と強い気持ちの大切さ」「野球の素晴らしさ」、つまりそれを理解し、感じる気持ちこそが“日体魂”です。新チームの躍動と活躍を期待しています。頑張ってください。

また、色は違いますが浜松日体高校出身の方のブログにて、先生から貰ったという同様の日体魂シャツを確認できます。

「いつ」までは分かりませんでしたが、浜松日体高校、もしくはその附属校でこの暴力が行われているのはほぼ間違いないようです。

日本では学校が聖域のように扱われ、教育のもとに体罰という名の一方的な暴力が振るわれ続けています。しかし、体罰は教育ではありません。また、問題が発覚したあとに学校内で先生を処分すれば良いというものでもありません。

暴力は、社会的な制裁を受けるべき罪です。懲戒処分ではすまされない、犯罪なのです。

この勇気ある告発をきっかけに、警察がこの暴力をふるった男を早く捕まえてくれることを願います。そして、心ある先生は心に傷を負ったという生徒を助けてあげてください。“先生”による学校での理不尽な暴力で負った傷を癒せるのも、また“先生”なのです。