
篠田博之
月刊『創』編集長
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月刊『創』編集長・篠田博之1951年茨城県生まれ。一橋大卒。1981年より月刊『創』(つくる)編集長。82年に創出版を設立、現在、代表も兼務。東京新聞にコラム「週刊誌を読む」を十数年にわたり連載。北海道新聞、中国新聞などにも転載されている。日本ペンクラブ言論表現委員会副委員長。東京経済大学大学院講師。著書は『増補版 ドキュメント死刑囚』(ちくま新書)、『生涯編集者』(創出版)他共著多数。専門はメディア批評だが、宮崎勤死刑囚(既に執行)と12年間関わり、和歌山カレー事件の林眞須美死刑囚とも10年以上にわたり接触。その他、元オウム麻原教祖の三女など、多くの事件当事者の手記を『創』に掲載してきた。
記事一覧
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- 「共謀罪は私たちの表現を奪う」ペンクラブ集会での表現者たちの言葉
- 4月7日の日本ペンクラブの集会「共謀罪は私たちの表現を奪う」は新聞・TVで報道されているが、当事者のひとりとして報告しておこう。作家の浅田次郎さんを始め、多くの表現者が次々と発言した充実した集会だった
- 2017/4/8(土) 21:58
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- 「共謀罪」法案審議入り!改めて問われるのはメディアのありようだ
- 審議入りした共謀罪法案だが、反対運動も今日の日比谷野音集会を皮切りに拡大していくと思う。秘密保護法、安保法制に続く3回目の安倍政権と市民との闘いだ。そして問題は、今後メディアがこれをどう報道するかだ。
- 2017/4/6(木) 23:12
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- 『日本会議の研究』販売差止め取り消しは大事なニュースだが、今の報道はわかりにくい
- 昨年出版されてベストセラーになった『日本会議の研究』(菅野完著)の販売差し止め仮処分決定が3月31日に取り消されたことが報道された。大事なニュースなのだが、報道の扱いは小さいし、しかもわかりにくい。
- 2017/4/1(土) 23:03
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- 和歌山カレー事件・林眞須美死刑囚の再審請求棄却決定に思うこと
- 1998年の和歌山カレー事件で死刑判決が確定している林眞須美死刑囚の再審請求が本日3月29日、和歌山地裁で棄却された。事件当時から眞須美さんと19年間やりとりしてきた私にとっても重たい決定だった。
- 2017/3/29(水) 22:21
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- 和歌山カレー事件・林眞須美死刑囚は今回も真紅の勝負服を着るのだろうか
- 和歌山カレー事件・林眞須美死刑囚の再審請求に対して2017年3月29日に裁判所が判断を示すとのことで、幾つか問い合わせが入っている。死刑確定後の彼女の訴えや、再審請求の論点などを簡単に紹介したい。
- 2017/3/25(土) 22:35
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- MXテレビ「沖縄ヘイト」騒動が引き起こした東京新聞の深刻な問題
- 1月2日にMXテレビで放送された番組「ニュース女子」が「沖縄ヘイト」だとして大きな問題になっている。それは東京新聞にも飛び火しているのだが、編集部に届いた手紙にちょっと深刻な気持ちになった。
- 2017/3/18(土) 23:20
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- 昨年末の朝日新聞のSMAP応援広告がすごい試みだったと改めて思う理由
- すごい試みだと思ったのが昨年末の朝日新聞のSMAP応援広告だ。惜しまれつつ解散するSMAPという強力な素材があったればこそだが、紙とデジタルの新しい可能性を示したという点でもっと論じられてよいと思う
- 2017/2/19(日) 0:27
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- 講談社、小学館、文藝春秋、新潮社などに見る出版不況の深刻化
- 小学館が2016年11月にオープンした新ビルは耐震構造ゆえに船の形に似ていると言われる。厳しい荒海に漕ぎ出す、と出帆と出版をかけて社長は語っているというが、出版不況はとどまるところを知らない勢いだ。
- 2017/2/4(土) 21:58
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- テレビ局の2018年度採用が既に始動している現実を学生達は理解しているのだろうか
- テレビ局の2018年度採用が昨年を上回る速さで動き出している。気になるのは、経団連のガイドラインでは3月募集開始となっているために、現実のそうした動きを知らない学生が少なくないことだ。
- 2016/12/31(土) 12:15
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- 芸能界の薬物・不倫スキャンダルに沸いた2016年の背後に漂う危ない空気
- 2016年は芸能界の不倫・薬物スキャンダルがおおいに話題になった年だった。週刊誌ジャーナリズムが活性化したという点では評価したいが、スキャンダルがもてはやされる空気の背後に危ないものも感じてしまう。
- 2016/12/30(金) 17:07
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- 沖縄の現実をメディアは伝えているのかーー映画「高江 森が泣いている2」を観て
- 沖縄の現実をマスメディアは本当に伝えられているのだろうか。そもそも現実を伝えるというのはどういうことなのだろうか。映画「高江 森が泣いている」を観て、改めてメディアについて、報道について考えた。
- 2016/12/25(日) 17:18
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- ドラマ「逃げ恥」ヒットの興味深い現象とプロデューサーが語った話
- TBSのドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」、通称「逃げ恥」が12月20日、視聴率20・8%を叩き出して終了した。このドラマ、ヒットのパターンとして新しい、かつ興味深い事柄を幾つも提示している。
- 2016/12/23(金) 17:40
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- 論争が続く日弁連「死刑廃止宣言」採択の舞台裏を当事者に聞いた
- 11月11日の死刑執行をめぐって。先月「死刑止宣言」を採択した日弁連が抗議、宣言に批判的な弁護士たちも見解を発表した。宣言採択までにどういう経緯があったのか、検討会委員長だった加毛修弁護士に聞いた
- 2016/11/17(木) 23:52
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- 11月17日、奈良女児殺害事件12年、小林薫死刑囚の直筆の手紙を公開する
- 奈良女児殺害事件12年目の11月17日、被害女児の父親が発表した手記を読んで、小林薫死刑囚について思い出した。彼が自ら控訴を取り下げて死刑を確定させた時の心情と被害女児について書いた手紙がこれだ。
- 2016/11/17(木) 22:25
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- 高畑裕太“強姦”事件のその後と『週刊現代』被害女性告白の気になる点
- 高畑裕太さんの”強姦致傷”事件をめぐって、『週刊現代』が被害女性の告白を掲載した。当事者の証言を引き出したという点では敬意を表したいが、その第2弾の記事には、重要な事実関係をめぐって気になる点もある。
- 2016/11/7(月) 18:59
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- 映画『グッドモーニングショー』君塚良一監督のメディア論が面白かった
- 今年はマスメディアを素材にした映画が目につく。アメリカ映画もそうだが、日本映画でも『SCOOP!』と『グッドモーニングショー!』が公開されている。そこでメディアの何が描かれているのか論じてみたい。
- 2016/10/31(月) 20:46
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- 「ゲスの極み乙女。」川谷絵音の活動休止の背景には考えてみるべきことがあるのでは
- 「ゲスの極み乙女。」の川谷絵音が発表した突然の音楽活動の休止宣言はファンに衝撃を与えたままのようだが、一連の不倫スキャンダル騒動には、報道を含めて思うところがあるので書いておきたい。
- 2016/10/30(日) 11:00
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- 宮内庁と官邸の確執や愛子さま不登校など、内部事情が報道されない皇室報道の問題
- 天皇「生前退位」をめぐる官邸と宮内庁の確執による更迭人事や愛子さまの不登校など週刊誌で盛んに報じられていることを新聞・テレビはほとんど報道しない。皇室報道のこの構造、このままでよいのだろうか。
- 2016/10/29(土) 21:34
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- NHK籾井会長再任にNO!の声。次期会長めぐり今何が進行しつつあるのか
- 10月4日、「籾井会長NO!取り戻せNHKを視聴者の手に!」という集会が開かれた。NHK次期会長がどうなるかは年内に決まるが、この問題の背後には安倍政権のメディア支配という深刻な事情が控えている。
- 2016/10/11(火) 23:01
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- 高畑裕太「強姦」報道の誤りは、事件報道の構造に関わる深刻な問題だ
- 高畑裕太さんの「強姦致傷」報道が事実と違っていたことは知られつつあるが、「歯ブラシを持ってきてと女性を呼び出し、部屋に引きずり込み、手足を押さえつけて強姦した」という誤報はいまだに流通したままだ。
- 2016/10/7(金) 22:56
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- 高畑裕太さん強姦致傷事件の真相は何なのか。歯ブラシ云々の事実はどうなのか
- 不起訴の決定が出され、新たな情報も出始めた高畑裕太さんの強姦致傷容疑事件。「歯ブラシを持ってきてと呼びつけて部屋に引きずり込んだ」という第一報はどこが違い、真相はいったいどうだったのか。
- 2016/9/19(月) 20:31
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- 高畑裕太さん釈放後の弁護士コメントをめぐる議論で思い起こしたあの集団レイプ報道
- 9月9日、高畑淳子さんの息子・裕太さんが不起訴となり釈放された。その直後に弁護士が公表したコメントをめぐって議論が起きており、批判的な意見が多い。この騒動で思い出したのは18年前のレイプ事件報道だ。
- 2016/9/12(月) 23:41
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- 衝撃の相模原障害者殺傷事件について話を聞けば聞くほど深刻だと思う3つの問題点
- この8月は連日、相模原障害者殺傷事件の取材で人に会っていた。話を聞けば聞くほど、この事件がいかに深刻かを思い知らされた。これまで社会が覆い隠してきた問題に否応なく踏み込んでしまった、という印象だ。
- 2016/9/10(土) 23:30
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- 永六輔さん追悼報道について、ピーコさんが指摘した気になるメディアの現実
- 8月30日、永六輔さんのお別れ会が行われた。報道もされたので改めて報告するまでもないが敢えて書いておきたいのは、ピーコさんが先日新聞で指摘したことを含め、追悼報道で気になることがあるからだ。
- 2016/9/2(金) 11:37
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- 獄中のくまぇり宛の「23歳障害者1級ひきこもり」男性のメッセージがなかなか感動的だ
- 連続放火で懲役10年の刑で服役中のくまぇりこと平田恵里香さんに、多くのメッセージが寄せられている。その中で最近届いた「23歳精神障害者1級のひきこもり無職ニート」という男性のメールがなかなか感動的だ。
- 2016/8/10(水) 21:41