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待望の初ソロも好評。東方神起ユンホの好感度がますます良くなる理由は何か

慎武宏ライター/スポーツソウル日本版編集長
東方神起のユンホ(写真提供=SPORTS KOREA)

K-POPのスーパーデュオ東方神起のユンホが、6月12日にソロアルバム『True Colors』をリリースした。デビュー16年目にして初めて発表するソロアルバムだけに、待ちに待ったというファンも多いことだろう。

それは『True Colors』が日本を含む世界15カ国のiTunes総合アルバムチャートで1位を記録したことを見ても一目瞭然だ。アメリカのビルボードからも良い評価を受けているという。

ユンホは先日、ゲスト出演した韓国のラジオ番組でソロアルバムを紹介しながら「リード曲『Follow』の場合、16回もアレンジし直した」と明かしていた。

また、「ソロアルバムを出そうという話は以前からずっと出ていたが、真心を込めようと思っていたら時間がかかってしまった。長らく待たせてしまって申し訳ない」とファンに謝っていた。

裏を返せば、それだけ満を持して世に放ったアルバムとも言えるだろう。6月12日に行われた『True Colors』のショーケースでは「初心に返ってスタッフと相談しながら」アルバムを作ったと語っていたが、人気や知名度に溺れることなく、アーティストとしての情熱を燃やし続ける真摯な姿勢には頭が下がる。

その一方で、最近は番組企画とはいえ、同じく日本でも人気のBoAとの遊園地デートに乗り出し、気さくで飾らない姿も見せているのだから好感度は上がるばかりだ。

(参考記事:東方神起ユンホとBoAの遊園地デート現場の詳細レポ!!「結婚したらお互い泣きそうだ」

K-POP業界ではここ数年、BTSやEXO、SEVENTEEN、GOT7など、数多くのグループが登場し、トップに君臨するグループの移り変わりも激しくなってきている。加えてスキャンダルを起こしてグループや自分の名前に自ら泥を塗るケースも増え、アーティストとして実力はもちろん、品格も重要視されている。

そんなK-POP業界において、ユンホの振る舞いは非の打ち所がない。

例えば、ユンホはショーケース終了後、集まった取材陣と約30分間ひとつひとつ挨拶を交わしたという。

ショーケースとは映画で言う試写会のようなもので、アーティストがライブパフォーマンスを披露し、メディアやファンに宣伝をお願いする場だが、新人歌手ならまだしも、デビュー16年目のベテランが取材陣ともいちいち目を合わせながらコミュニケーションを図ることは滅多にない。

何事にも熱心で周囲への配慮も怠らないユンホの気質は、すでに兵役で証明されている。

新兵教育修了式にて「最優秀訓練兵賞」を受賞したり、成績が優秀な兵士のみに与えられる「特級戦士」の資格を獲得したりと、一般人でも難しい好成績を収めているのだ。韓国の男性タレントの絶えない兵役トラブルや優遇論も、ユンホはまったく問題にならなかった。

ソロデビューにあたって、「マイケル・ジャクソンより1年長い51歳までステージで踊りたい。頑張れば出来ると思う」との抱負を語ったユンホ。日韓両国で愛される“不滅のアイドル”の道を順調に歩んでいるように見えるのは、私だけではないはずだ。

ライター/スポーツソウル日本版編集長

1971年4月16日東京都生まれの在日コリアン3世。著書『ヒディンク・コリアの真実』で02年度ミズノ・スポーツライター賞最優秀賞受賞。著書・訳書に『祖国と母国とフットボール』『パク・チソン自伝』『韓流スターたちの真実』など多数。KFA(韓国サッカー協会)、KLPGA(韓国女子プロゴルフ協会)、Kリーグなどの登録メディア。韓国のスポーツ新聞『スポーツソウル』日本版編集長も務めている。

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