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「美しいカラダ」から「カッコいい美ボディ」へ。韓国の健康美女キム・ハンソルの原点

慎武宏ライター/スポーツソウル日本版編集長
キム・ハンソル(写真提供:SPOMAX/MUSCLE MANIA KOREA)

最近、フィットネス雑誌『MAXQ』3月号の韓国版・アメリカ版の表紙を飾るなど、次世代マッスル美女として大注目されているキム・ハンソル。

モデルから健康美女に生まれ変わった彼女に、ファンはもちろん業界も熱視線を送っている。昨年10月に出場した『マッスルマニア』で受賞した後はいろんな変化が起きたという。

(参考記事:いま一番ホットな“マッスル美女”ユン・ダヨン&キム・ハンソルがフィットネス誌に登場!!【PHOTO】)

中でも「周囲の目が変わった」ことには彼女自身も驚きを隠せなかったという。

「モデルのお仕事でもそうでしたし、マッスルマニア関係の撮影でも露出多めの衣装を着たりしますが、以前とは反応が違うんです。同じビキニを着ても、以前なら“エロい”“ちょっと…”といった拒否感を示す人が多かったと思いますが、今は“キレイ”“健康的だ”“私もあんな風になりたい”と言ってくれる人が増えました」

きっかけは“美尻ちゃん”

韓国には、筋肉がついた美しい肉体を持ち、世間から“カッコいい”と称されるマッスル美女がたくさん存在する。その中で連絡を取り合ったり、アドバイスをもらったりする人はいないかとキム・ハンソルに聞くと、意外な人物の名前が出てきた。

「“美尻”で有名なシム・ウトゥムをご存知ですか?実は私が通っていた高校の近所の学校に通っていた友だちなんです。

彼女が体作りを頑張っている姿をメディアを通じて知ってから、すごいなと思いました。あの美尻はひとえに彼女の努力のたまものですが、私もあんなふうに頑張ってみたいと思わせるほどです。彼女がきっかけでマッスル大会にも興味を持ち、いろいろ調べましたよ。その中で出場したいと思ったのが『マッスルマニア』だったわけです」

『マッスルマニア』といえば、ユ・スンオクやレイヤンなど、数多くのマッスル美女を輩出している韓国最高峰のフィットネス大会だ。キム・ハンソルは、そんな“先輩”たちの名前にも言及しながら、「女性たちが自分ならではの魅力を持ち、それを堂々とアピールする姿に憧れる」と話した。

(参考記事:選ばれし7人の“マッスル美女”。時代が求め大衆が憧れるミューズ(女神)たち)

「親に感謝しなければ」

ならば、彼女自身が思う“自分ならではの魅力”は何か。キム・ハンソルはこう語る。

「これだけは人と比べても負けないと子供の頃から思ってきたのは、Eカップのバストと55センチのウェスト、91センチのヒップですね。これは自分の魅力であり、誇りでもあると思います。

最近は整形手術をしてでも美ボディを求める人もいたりしますが、私はすでに生まれ持っていますから、親に感謝しなければなりませんね。フィットネスをするだけでより美しくなれるわけですから、これからも頑張り続けようと思います」

“韓国初のプレイメイト”として昨年に日本でもグラビア・デビューしたSラインマッスル美女のイ・ヨンファがそうするように、キム・ハンソルも普段、SNSにトレーニングの動画や近況写真などをアップしている。あくまでも「日記を付ける感じだ」というが、自分なりのルールを定めていた。

「たまにトレーニングの様子を撮った動画もアップする時は、かなり慎重になります。少しでも姿勢が間違っていればアップしてはいけないとトレーナーから言われていて、何度も撮影を繰り返しますね。

動画を見て真似する人たちが怪我をしないように、注意事項なども詳しく書き込むようにしています。たまにトレーニング方法を聞かれたりしますが、私もまだまだ学ぶ立場。言葉よりも動画を見てくださいと言ったほうが伝わりやすいですし、動画を撮りながらいろいろ勉強にもなります」

動画1本にも人知れぬ努力や意味があるというキム・ハンソル。次回はフィットネスに対する彼女の考えや、最近ハマっているという日本の文化、新たに生まれたという夢などについて紹介したい。

ライター/スポーツソウル日本版編集長

1971年4月16日東京都生まれの在日コリアン3世。早稲田大学・大学院スポーツ科学科修了。著書『ヒディンク・コリアの真実』で02年度ミズノ・スポーツライター賞最優秀賞受賞。著書・訳書に『祖国と母国とフットボール』『パク・チソン自伝』『韓流スターたちの真実』など多数。KFA(韓国サッカー協会)、KLPGA(韓国女子プロゴルフ協会)、Kリーグなどの登録メディア。韓国のスポーツ新聞『スポーツソウル』日本版編集長も務めている。

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