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韓国がYOSHIKIを絶賛・感謝。イ・ビョンホンら韓国芸能界に広がる山火事被災地支援

慎武宏ライター/スポーツソウル日本版編集長
YOSHIKIが感銘を受けたというイ・ビョンホン(写真:Shutterstock/アフロ)

4月4日に韓国は江原道(カンウォンド)の高城(コソン)郡で発生した山火事。その火は広範囲に渡って燃え広がり、4月10日時点で山林1757ヘクタールと施設2112カ所が消失しているという。死者1人、負傷者1人も出ており、避難住民の数も4000人以上。

韓国政府は高城郡をはじめ、束草(ソクチョ)市、江陵(カンヌン)市、東海(トンヘ)市、麟蹄(インジェ)郡一帯に「国家災難事態」を宣言した。まさに深刻な自然災害に見舞われているわけだが、芸能人たちが被災地への積極的な支援に乗り出して話題になっている。

韓流スターにアイドル、YOSHIKIと続く寄付リレー

それも俳優、女優、K-POPアイドルにコメディアンまで数えたら枚挙に暇がない。韓流コンテンツに興味があれば一度は聞いたことがあるスターたちがこぞって寄付活動に参加している。

(参考記事:イ・ビョンホン、IU、ぺ・スジも。韓国芸能人たちが山火事被災地に寄付リレー

過去にも何度か紹介してきたが、もともと韓国の芸能人たちは寄付や社会貢献活動に積極的だ。東方神起やチャン・グンソクの善行は有名だし、セクシーな健康美で有名なガールズグループAOAのソリョンなどは、高額寄付者の集まりである「Honor Society」の一員となってそれがニュースになることもあった。

また、自然災害や国中が悲しみに暮れる不慮の事故が起きると芸能界全体が寄付やチャリティ活動に力を注ぐ。多くの犠牲者が出た2014年のセウォル号事故の“寄付リレー”は知る人ぞ知るところであるし、2017年11月に起きた浦項(ポハン)地震のときも多くの韓流スターが寄付活動に参加していた。

「X JAPANを尊敬していたが、もっと尊敬してしまう」

特筆すべきはそうした韓流スターたちの行動を知って、X JAPANのリーダーであるYOSHIKIも動いたことだ。

YOSHIKIは昨日4月10日、自身が運営するアメリカの非営利公益法人「YOSHIKI FOUNDATION AMERICA」を通じて、「チョロク傘子供財団」(ChildFund Korea)に1億ウォン(約1000万円)を寄付をした。

(参考記事:YOSHIKIが韓国の山火事被災地の子供たちに1億ウォン寄付。その理由とは?

この事実を寄付金を受け取った財団が発表すると、韓国メディアは一斉に報道。韓国の大手ポータルサイトで「YOSHIKI 寄付」と入力すると、昨日4月9日の一日だけで91本の記事があったほどで、同ポータルサイトの「急上昇検索ランキング」でも12位になっていた。

ネット上には「凄い。善行の模範だ」「もともとX JAPANを尊敬していたが、もっと尊敬してしまう」「感謝の言葉しかない」「国を超えた寄付。感動だ。感動的すぎる」と絶賛と感謝の声が寄せられている。

「イ・ビョンホン氏が寄付をした行動に感銘を受けて」

「友人であるイ・ビョンホン氏が寄付をした行動に感銘を受けて、自分も微力ながら被災者の方々の力になりたいと思い、寄付をさせていただきました」とはYOSHIKI本人のコメントだが、イ・ビョンホンもさっそく自身のインスタグラムで「Thank you, my friend #yoshiki #xjapan」と発信して感謝を伝えた。2人の友情と善行が韓国はもちろん、日本でも話題になった一日だった。

ちなみに韓国メディア『10アジア』が山家事発生以降に各種メディアで報じられた芸能人たちの寄付報道を集計した結果、昨日4月9日時点で100人を超える芸能人が寄付活動に参加しているという。

少女時代のメンバーで女優のソヒョンのように、所属事務所も確認できなかったケースもあることを踏まえれば、その数はさらに多いのではないかという見方もある。

(参考記事:所属事務所も知らなかった…少女時代ソヒョンの寄付活動が美しすぎる理由

こうした芸能人たちはもちろん、政財界や企業、民間団体や個人の寄付によって集まった募金件数は4月10日午後3時の時点で18万9573件になり、その総額は180億3684万3418ウォン(約18億300万円)にもなるという。

昨今、韓国芸能界は何かと騒がしく、日韓関係も冷え込んでいるが、「ノブレス・オブリージュ(高貴なる義務)」を実践するイ・ビョンホンやYOSHIKIらスターたちの行動が、被災者たちを慰め勇気づけるだけではなく、善行の輪が広がっていくことを期待したい。

ライター/スポーツソウル日本版編集長

1971年4月16日東京都生まれの在日コリアン3世。早稲田大学・大学院スポーツ科学科修了。著書『ヒディンク・コリアの真実』で02年度ミズノ・スポーツライター賞最優秀賞受賞。著書・訳書に『祖国と母国とフットボール』『パク・チソン自伝』『韓流スターたちの真実』など多数。KFA(韓国サッカー協会)、KLPGA(韓国女子プロゴルフ協会)、Kリーグなどの登録メディア。韓国のスポーツ新聞『スポーツソウル』日本版編集長も務めている。

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