“マッスル美女”やK-POPアイドルも登場!! 韓国でも急浮上した「TikTok」の影響力

写真はイメージ(写真:アフロ)

中高生はもちろん、小学生たちの間でも利用者が急増している動画アプリ「TikTok」(ティックトック)。実は韓国でも今、何かと話題だ。

日韓で急浮上する「TikTok」

例えばYouTubeで流れるTikTokの広告。ジムのような場所で灰色のレギンスをはいて、ダンスをする長髪の女性が出ていたが、彼女は韓国で知られる“マッスル美女”チェ・ソルファだ。

(参考記事:【写真】選ばれし7人の“マッスル美女”。時代が求め大衆が憧れるミューズ(女神)たち

他にも俳優イ・ジョンソクや、Wonder Girls出身のソンミらも出演している。

TikTokの躍進には韓国メディアも注目しており、「“15秒の力”…YouTubeを抜いたTikTok」(『KBS』)、「10代がYouTubeに代わってハマる“15秒動画” TikTokの成功秘訣」(『インサイト』)、「動画プラットホーム、外国産だけが大きい。YouTube圧倒のなかでTikTok浮上」(『デジタルデイリー』)といった見出しが並ぶ。

実際、TikToKの成長はめざましい。

韓国のウェブ分析会社WISEAPPが1月2日に発表した韓国の動画プラットホーム利用時間に関するデータによると、動画利用者の利用時間のうち86%はYoutubeが占めている。まさに一強なのだが、2位以下は大混戦となっており、2017年までは「アフリカTV」(5%)が2位だった。

ところが、2018年の調査で「アフリカTV」のシェア率は3%まで下がっており、代わって「TikTok」が0%→2%に浮上したのだ。2017年にランキング圏外から、2018年には上位へと躍進しているわけだ。

まったく同じ現象は、日本でも起きている。ICT総研による2018年度の日本国内におけるSNS利用動向に関する調査結果を見ると、「昨年までランキング圏外だったTikTok(7.1%)が急浮上して7位にランクイン」しているのだ。

ユーチューバーならぬ“ティックトッカー”も!?

まさに、日韓でも一躍ブームになっている動画アプリだが、そもそも韓国でTikTokのサービスが始まったのは、2017年6月。

2018年の第1四半期に韓国支社が設立され、韓国音楽著作権協会やYGエンターテインメントなどと協約を結んで、本格的に韓国国内の利用者確保に乗り出したという。それから前出のような順位にランクアップしたのだから、いかに短期間で成長したかがわかるだろう。

実際、そのブームに乗ってK-POPアイドルたちも多数利用している。

世界で最も美しい顔100人」で13位に入ったBLACKPINKのジェニーは、フォロワー330万人を持っており、TikTokを通じてファンとの接点を拡大している。

ただそれ以上に興味深いのは、韓国ではユーチューバーならぬ“ティックトッカー”ともいえる存在まで登場していることだろう。

ダンスクリエイターのイ・ユニは、昨年5月からTikTokをメインに活躍しているという。活動開始から8カ月でフォロワーは100万人を突破しているというのだから、その反響の大きさが伝わってくる。

(参考記事:フォロワー100万人!! 韓国の“TikTokクリエイター”イ・ユニがブレイクした理由

それたけに今後注目されるのは、ユーチューバーたちに迫るティックトッカーたちの追撃だ。

周知の通り、日本では人気ユーチューバーのヒカキンがバラエティ番組に出演したり、芸人がYouTubeチャンネルを開設したりと、YouTubeの存在がすっかり定着している。

ニールセンデジタルが発表した「2018年日本のインターネットサービス利用者ランキング」によると、1位「Yahoo! JAPAN」(6743万人)、2位「Google」(6732万人)に続いて、YouTube(6276万人)は3位だった。

それはお隣・韓国でも同じで、韓国人の10人中4人は一日に1時間以上、YouTubeを見ているとの調査結果もある。

(参考記事:韓国のYouTube利用者「10人中4人は一日1時間以上、見ている」

日本と同様に、韓国においてもYouTubeは動画サービスのなかで圧倒的な存在といえるだろう。そのYouTubeにTikTokがどれだけ迫っていくのかということにも注目が集まりそうだ。

絶対的な存在であるYouTubeの背中を追いかけるように、日韓で利用者が急増しているTikTok。今後も両国で同じような推移を見せるのか、それとも独自の成長を遂げるのか、注目してみたい。