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「クリスマスを一緒にしたい芸能人」1位になった韓流スターとその変遷とは?

慎武宏ライター/スポーツソウル日本版編集長
今年の1位になったパク・ボゴム(写真:Splash/アフロ)

聖夜のひとときを誰と過ごすか。クリスマスの時期になるとかならず話題になることだが、韓国でもそれは変わらず、家族や友人、恋人と過ごす人々が多い。

韓国の結婚関連会社が20〜30代の未婚男女307名を対象に、「クリスマスの計画は?」というアンケートを集計した結果、「家族と一緒に過ごす」(13・4%)、「自宅でゆっくり過ごす」(12・1%)、「同性の友人と過ごす」(8・8%)、「まだ特に予定はない」(4・9%)と答える中、「異性の友人とデートする」(55・4%)がもっとも多かったという。

恒例の「クリスマスを一緒に過ごしたい芸能人」ランキング

そんな韓国でこの時期、かならず発表になるのが「クリスマス・イブを一緒に過ごしたい芸能人は?」というアンケート調査でもある。毎年のようにさまざまな企業が独自にアンケ―ト調査を行ない、クリスマスの時期に結果を発表するのだが、今年も各種メディアで一斉に報じられた。

2018年、「クリスマス・イブを一緒に過ごしたいスター」の1位に選ばれたのは、俳優のパク・ボゴムだ。パク・ボゴムは韓国の教育関係会社が573人を対象に実施たアンケートでダントツの1位に輝いた。

(参考記事:「クリスマスを過ごしたいスター」が決定!!1位はパク・ボゴム、EXOやBTSメンバーの順位は?)

過去にランキング1位に輝いたスターたち

この定番アンケート。過去にもその時代を代表するスターが選ばれている。

例えば2008年に芸能関連会社『MYM』が中高生から25歳以下の一般人1325人を対象にしたアンケート調査で1位に輝いたのは、チャン・ドンゴンだった。

チャン・ドンゴンはかつて日本で“韓流四天王”のひとりとして話題になった人気スター。「あなたが好きだからー」という名ゼリフを放った韓国焼酎のCMで記憶している方々もいるだろう。

そんな彼も今では46歳となり、人気女優で同じ年のランキングで3位になったコ・ソヨンと2010年に結婚。今では一男一女のパパとなり、自然と「イブに一緒に過ごしたい芸能人」ランキングから姿を消した。

(参考記事:“世紀の結婚”からスピード離婚まで…「夫婦の日」に振り返りたい韓国芸能人の結婚事情)

2011年と2012年で1位になったのはソン・ジュンギだ。当時、ソン・ジュンギはドラマ『トキメキ☆成均館スキャンダル』、映画『私のオオカミ少年』、ドラマ『優しい男』など主演作が立て続けにヒットして、韓国女性たちの憧れの的だった。

2011年はオンラインリサーチ会社『ドゥーイット』が2000人を対象とし、2012年は美容整形外科の大手『グランド整形外科』が顧客500人を対象にしたアンケート結果だというが、いずれも15・4%(『ドゥーイット』)、37%(『グランド整形外科』とダントツのトップだった。

ただ、そのソン・ジュンギも2017年にドラマ『太陽の末裔』で共演した女優ソン・ヘギョと結婚。ふたりの結婚は前出のチャン・ドンゴン&コ・ソヨン夫妻と同じく“世紀のカップル”と言われ、“憧れの夫婦”に選ばれるほどだが、ソン・ジュンギもチャン・ドンゴンと同じく結婚を機に「クリスマスを一緒に過ごしたい芸能人」ランキングから姿を消した。

代わって1位に躍り出たのが、ドラマ『トッケビ』や映画『新感染ファイナル・エクスプレス』の主演で知られるコン・ユだ。昨年12月21日に結婚情報会社『デュオ』が20〜30代の未婚男女307人を対象に行ったアンケートで、コン・ユは22・5%で1位になった。

なぜパク・ボゴムが選ばれた?

ちなみに昨年、パク・ボゴムは11・45%で3位に入っている。そんなパク・ボゴムが今年1位に輝いたのは、近年の大活躍があるからだろう。

『応答せよ1988』、『雲が描いた月明り』と主演ドラマが次々とヒットし、2015年からはKBSの人気音楽番組『ミュージックバンク』のMCも務めるなど、その人気は飛ぶ鳥を落とす勢いとされている。

(参考記事:スター俳優が兵役で不在のなか際立つパク・ボゴムの存在感!)

なお、2位に選ばれたのは、ボーイズグループEXOのディオ。3位にはBTS(防弾少年団)のV(ヴィ)、4位にはWannaOneのカン・ダニエル、5位には若手俳優のチョン・ヘインが選ばれている。いずれも韓国の10〜20代の女性たちから人気のイケメンばかりだ。

聖夜を憧れのスターと過ごすことができれば、最高のクリスマス・プレゼントになるだろうが、そればっかりはさすがにサンタクロースも実現不可能だろう。

ライター/スポーツソウル日本版編集長

1971年4月16日東京都生まれの在日コリアン3世。早稲田大学・大学院スポーツ科学科修了。著書『ヒディンク・コリアの真実』で02年度ミズノ・スポーツライター賞最優秀賞受賞。著書・訳書に『祖国と母国とフットボール』『パク・チソン自伝』『韓流スターたちの真実』など多数。KFA(韓国サッカー協会)、KLPGA(韓国女子プロゴルフ協会)、Kリーグなどの登録メディア。韓国のスポーツ新聞『スポーツソウル』日本版編集長も務めている。

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