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キム・ハヌル、イ・ボミが始動。「結婚も引退も考えない」と韓国メディアに語った2018年のビジョン

慎武宏ライター/スポーツソウル日本版編集長
イ・ボミ(写真提供:KLPGA)

3月から始まる国内の女子プロゴルフツアー開幕に向けて、韓国の選手たちも動き出している。

昨季は日本1年目で賞金ランク2位になったイ・ミニョンは1月17日からアメリカ・パームスプリングでキャンプを開始したし、賞金ランキング4位のキム・ハヌルは1月15日からベトナム・ハノイでキャンプをスタートさせている。

イ・ミニョンは2月21日までアメリカでキャンプを行い、キム・ハヌルのベトナム合宿は35日間に及ぶそうだ。

キム・ハヌルは出国直前に韓国メディアとの取材に応じ、「今季は昨季よりも1勝多く、4勝したい」と意気込んでいるだけに、その仕上がりが楽しみである。

(参考記事:「お嫁に行きたい」宣言も。キム・ハヌルが韓国メディアに明かした“これからの目標”)

もちろん、イ・ボミも動き出している。韓国メディア『スターニュース』がイ・ボミと行ったインタビューによると、イ・ボミは、1月20日から沖縄で1週間ほど練習し、その後、宮崎に移動して2週間の本格的なトレーニングに入るという。

今年は初めて日本で調整

イ・ボミのシーズン前の自主トレといえばアメリカが多く、日本でトレーニングを行うのは今年が初とのこと。「日本で練習すればキャディやトレーナーとずっと一緒にいられるメリットがあります」と意図を明かしている。

その後、2月には一度、韓国に帰国するという。平昌五輪の広報大使を務めているからだ。年明け早々の1月5日にも平昌五輪の聖火リレーに参加していたが、ゴルフ場以外でも忙しい日々を送っている中で、イ・ボミは2018年シーズンをどのように考えているのか。

(参考記事:【画像あり】“ゆかりの地”で平昌五輪の聖火ランナーを務めたイ・ボミがかわいい!!

それを知るヒントになるのは、前出した『スターニュース』が行った新年インタビューだろう。

“アン・シネ旋風”の陰で

賞金女王に輝いた2015年、2016年に比べて、2017年シーズンは1勝のみで、賞金ランキングも23位止まり。「3年連続賞金女王も」と期待が大きかったため、彼女の昨季をスランプと評価する声もあった。

さらに“セクシークイーン”ことアン・シネがゴルフのみならず、テレビ出演やグラビア撮影などと大きく話題になったことで、相対的にイ・ボミの記事を目にする機会も若干少なかったように感じるファンも多かったことだろう。

(参考記事:徹底調査! アン・シネ、イ・ボミ、キム・ハヌル。韓国で最も人気があるのは…。

ただ、イ・ボミは同インタビューで、昨シーズンを振り返り、2018年にかける思いを語っている。

「ゴルフを辞めるべきか」

まずイ・ボミは昨シーズンについて、「序盤から成績が振るわなかった」と捉えており、その対策としてシーズン中は「練習量を増やした」という。しかし、それが裏目に出た。

「練習を増やしたことで、試合のときに体力が落ちてしまい、成績も上がらなくなりました。成績が悪いからさらに練習を増やしたことで、ますます試合の体力は落ちて…。そんな悪循環がありました」

また、成績が上がらなかったことでメンタル面でも「大変だった」と正直に明かしている。本心からではないが、キャディに「ゴルフを辞めるべきか」とこぼしたこともあったという。

それでも今のイ・ボミは気持ちを一新しているようだ。「昨年の辛かった日々も今考えれば、また違った経験になったと思います」と前を向いている。

イ・ボミの今季初戦は3月1日から沖縄で行われる「ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント」を予定しているらしい。そこから29~30試合に参加すると考えているようだ。昨年は韓国でも1試合行ったが、今年は「1試合以上したい」と考えているらしい。

2018年の目標は?

2018年の目標については「気持ちとしては3勝くらいしたい」としながら、「毎年優勝を続けて着実にゴルフをしていくのが目標です」と話したイ・ボミ。

また、昨季は「リカバリー率」4位が最高だっただけに、「パーオン数」や「平均パット数」といった各部門での1位も目指したいとしているのだから、今季は完全復活に向けて意欲を漲らせていると言えるだろう。

ちなみに、インタビューではプライベートな話題も。

結婚について問われると、「今年も結婚はもちろん、引退などを考えずに、ゴルフに集中して、ゴルフをもっと真剣に考えていきます。もちろん、私がもっと魅力のある人になれば、自然に結婚もできるのではないかな(笑)」と答えている。

いずれにしても、イ・ボミは心機一転して2018年のツアーに臨もうと考えているのだろう。“スマイルキャンディ”の今年の活躍に期待したい。

ライター/スポーツソウル日本版編集長

1971年4月16日東京都生まれの在日コリアン3世。早稲田大学・大学院スポーツ科学科修了。著書『ヒディンク・コリアの真実』で02年度ミズノ・スポーツライター賞最優秀賞受賞。著書・訳書に『祖国と母国とフットボール』『パク・チソン自伝』『韓流スターたちの真実』など多数。KFA(韓国サッカー協会)、KLPGA(韓国女子プロゴルフ協会)、Kリーグなどの登録メディア。韓国のスポーツ新聞『スポーツソウル』日本版編集長も務めている。

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