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イ・ボミだけじゃない!! 高橋大輔、荒川静香、安藤美姫らも参戦する平昌五輪の聖火リレー

慎武宏ライター/スポーツソウル日本版編集長
人気タレントのペ・スジも聖火リレーに参加した(写真:Lee Jae-Won/アフロ)

日本フィギュアスケート界のレジェンドである高橋大輔氏と荒川静香氏が、いよいよ開幕まで1か月を切った平昌五輪の盛り上げに一役買う。

ふたりは本日、仁川(インチョン)市で聖火ランナーを務めるのだ。駐日韓国大使館がふたりの聖火リレー参加を発表したことを受けて、韓国では「日本のフィギュア英雄・荒川静香、平昌五輪の聖火リレーに」(『聯合ニュース』)、「日本フィギュアの元祖国民的英雄・荒川静香、平昌五輪の聖火リレーへ」(『MBNニュース』)と報じられてきただけに、ふたりの聖火ランは日韓で大きな話題になりそうだ。

平昌五輪の聖火リレーは昨年11月1日に仁川から始まり、これまでも多くの有名人・著名人たちが参加している。

初日には国民的な人気を誇るMCのユ・ジェソクや、昨年の韓国CMクイーンのひとりで別名“国民の初恋”ぺ・スジなど人気芸能人たちも聖火リレーを走った。

日本女子プロゴルフ界の人気者であるイ・ボミも平昌五輪の聖火リレーに登場している。イ・ボミは1月5日、京畿道(キョンギド)の水原(スウォン)市に到着した聖火をもって市内を走った。

普段のゴルフウェアとは異なる聖火ランナー用のコスチュームに身を包んで、彼女らしい笑顔を振りまきながら市内を走る姿は日本でも報じられたのでご存知の方々も多いことだろう。

(参考記事:【画像あり】“ゆかりの地”で平昌五輪の聖火ランナーを務めたイ・ボミがかわいい!!)

イ・ボミにとっても感慨深い聖火リレーとなったに違いない。

幼年期に平昌がある江原道(カンウォンド)の麟蹄(インジェ)郡で育った縁から、平昌五輪の広報大使に任命された。

平昌五輪広報大使にはキム・ヨナ、パク・チソンなど多くのスポーツスターたちが選ばれているが、女子ゴルフ界で選ばれているのはイ・ボミだけである。

(参考記事:【画像】キム・ヨナとイ・ボミだけじゃない!! 平昌五輪の“美しすぎる広報大使”たち)

まして聖火リレーを走った京畿道の水原市はイ・ボミが高校時代を過ごし、今も生活の拠点を置く場所でもある。

愛着あるふたつの場所で聖火ランナーという大役を務めたのだから、まさに“故郷に錦”といったところだろうか。

ちなみに女子ゴルフ界で聖火ランナーを務めたのはイ・ボミだけではない。

12月29日には昨季の日本女子プロゴルフツアーで日本挑戦1年目ながら賞金ランキング2位になったイ・ミニョンが聖火ランナーとして大邱(テグ)市内を走っているし、翌12月30日には“ダンボ”の愛称で知られる8頭身美女ゴルファーのチョン・インジが、同じく大邱の街並みを聖火ランナーとして走っている。1月10日には朴セリも走っている。

また、男子ゴルフ界からはチェ・ジンホ、日本でも活躍する金亨成などが聖火リレーに参加した。

ゴルフではないが、韓国初のメジャーリーガーである朴賛浩氏、現役メジャーリーガーのチュ・シンス、サッカー元韓国代表のチャ・ドゥリ、バルセロナ五輪マラソン金メタルのファン・ヨンジョなど、韓国を代表するスポーツヒーローたちがすでに聖火リレーを行っている。

今後も女子アーチェリー界の“色白美肌美人”でロンドン五輪金メダリストのキ・ボベ、チャン・グンソクやアン・ジェウクなどの韓流スター、さらには韓国人気ナンバーワンチアドルのパク・キリャンや最近はそのパク・キリャンに迫るほどの人気急上昇中の“女子高生チアドル”アン・ジヒョン登場が控えているだけに、ますます話題になりそうだ。

日本からもフィギュアスケートの安藤美姫氏が1月29日に聖火リレーを走る予定だが、特に注目なのは最終聖火ランナーが誰になるか、だろう。

韓国では聖火に関しては何かとトラブルやハプニングが多く、最近では仁川アジア大会での最終点火者が女優のイ・ヨンエだったことに賛否があっただけに、その結末は気になるところでもある。

(参考記事:過去には聖火点火で“ハトまる焦げ”ハプニングも…平昌五輪の点火方式は?)

大方の予想ではフィギュア女王で韓国ウインタースポーツの象徴とも言えるキム・ヨナで決まりとされているが、果たして…。

ライター/スポーツソウル日本版編集長

1971年4月16日東京都生まれの在日コリアン3世。早稲田大学・大学院スポーツ科学科修了。著書『ヒディンク・コリアの真実』で02年度ミズノ・スポーツライター賞最優秀賞受賞。著書・訳書に『祖国と母国とフットボール』『パク・チソン自伝』『韓流スターたちの真実』など多数。KFA(韓国サッカー協会)、KLPGA(韓国女子プロゴルフ協会)、Kリーグなどの登録メディア。韓国のスポーツ新聞『スポーツソウル』日本版編集長も務めている。

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