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紅白歌合戦のTWICE。かつて同じステージに立ったKARAのメンバーたちは今…

慎武宏ライター/スポーツソウル日本版編集長
2012年12月のKARA。今はそれぞれの道を……(写真:ロイター/アフロ)

本日行われる第68回NHK紅白歌合戦。今年は韓国のガールズグループTWICEが出場する。

日本デビュー1年目で紅白出場のTWICEの快挙

2015年に韓国でデビューし、今年6月にアルバム『#TWICE』を引っ提げて日本デビュー。オリコン・デイリーCDアルバムランキングで1位を獲得するなど、鳴り物入りで日本にやってきた彼女たちが、日本1年目でいきなり紅白のステージに立つのだからスゴい。

韓国デビュー時代を知る者としては、まさに目まぐるしいばかりの成長スピードだ。先日発表された「世界で最も美しい顔100人」にサナとツウィが選ばれ、さらにその知名度は高まっている。

(参考記事:2017年の「世界で最も美しい顔100人」。韓国から選ばれたのはどんな美女たち?)

そんなTWICEの人気ぶりを見ながら思い出すは、今から6年前に紅白歌合戦のステージに立ったKARAのことである。

2011年に東方神起、少女時代とともに紅白歌合戦に出場したKARAだが、その後、メンバーの脱退や新加入があったものの、2016年1月をもって事実上の解散となっている。

KARAのメンバーたちは今、どうしているか

リーダーのギュリをはじめ、ク・ハラ、ハン・スンヨンはKARAを生み出した芸能事務所DSPメディアを出てそれぞれ新たな所属事務所と契約し、それぞれソロで活動している。

(参考記事:【近況PHOTO】日本を熱狂させたKARA。元メンバーたちは今、一体どこで何をしているか)

筆者は彼女たちが日本で人気絶頂にあった頃、『Karasia KARA 2nd JAPAN TOUR 2013』と『Karasia KARA 3rd JAPAN TOUR 2014』のパンフレット制作を担当したが、日本で人気が出る理由がわかったような気もした。

インタビューやポートレート撮影に協力的で、ファンのために日本語での直筆メッセージを頼むと、快くサインペンを走らせ、愛くるしい絵文字も添えてくれたものだ。

ただ、彼女たちも今や20代後半。今やひとりの大人の女性として、それぞれの才能を伸ばしている。

ギュリは映画やドラマといった女優業に熱心で、ニコルはソロアーティストとして奮闘している。芸名を知英として日本で芸能活動を続けているカン・ジヨンについてはご存知の通り。ニコルとジヨンの脱退後にメンバーになったヨンジも、今年8月には初のソロシングル『思い出時計』を発表した。

面白いところでは、ハン・スンヨンとク・ハラだろう。

ともにソウル市内にビルを所有。ハン・スンヨンは所有するふたつのビルの物件価値が約100億ウォン(約10億円)となり、ク・ハラは最近、所有した32億1500万ウォン(約3億2000万円)相当の物件を売って、5億ウォン(約5000万円)ほどの利益を得たとの情報が、韓国の複数のメディアで報じられている。

韓国では彼女たちのような“不動産投資アイドル”たちが意外と多いが、まさにふたりはその代表例とも言えるだろう。

KARAからTWICEへ。K-POP新潮流

ただ、多くのファンたちが期待するのは、財テクやソロ活動でのニュースではないだろう。

KARAを生み出したDSPメディアは、ギュリ、スンヨン、ハラとの専属契約終了を発表した2016年1月、「KARAが完全に解体されたわけではない。いつかメンバーたちが、Click-Bのようにふたたび集まり、グルーブ活動をする意向があるなら、所属事務所としては支援する意向がある」としているだけに、難しいとはわかっていても、いつの日か再結成する日が来るのではないと微かな希望を抱いてしまうのがファン心理ではないだろうか。

最近のTWICE人気でK-POP人気が再燃としていると言われるだけに、余計にKARA復活の待望論があるのではないだろろうか。

もっとも、TWICEはKARAとも少女時代とも異なる。

韓国人5人・日本人3人・台湾人1人で構成された“多国籍グループ”だ。 昨今、世界へと市場拡大を狙うK-POP界において、海外出身メンバーはもはや必須オプションにもなっており、TWICE以外にもBLACKPINKなど多数のアイドルグループが国際色豊かになっている。

(参考記事:こんなにもいた!! K-POPグループとして活動する中国・日本・台湾出身アイドル10人)

そうしたK-POPの新潮流の代表格であるTWICEが、日本デビュー1年目で紅白のステージに立つことは意義深いことだろう。

果たしてTWICEは日本の“国民的行事”と言われる紅白歌合戦でどんなパフォーマンスを見せるのだろうか。楽しみは尽きない。

ライター/スポーツソウル日本版編集長

1971年4月16日東京都生まれの在日コリアン3世。早稲田大学・大学院スポーツ科学科修了。著書『ヒディンク・コリアの真実』で02年度ミズノ・スポーツライター賞最優秀賞受賞。著書・訳書に『祖国と母国とフットボール』『パク・チソン自伝』『韓流スターたちの真実』など多数。KFA(韓国サッカー協会)、KLPGA(韓国女子プロゴルフ協会)、Kリーグなどの登録メディア。韓国のスポーツ新聞『スポーツソウル』日本版編集長も務めている。

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