人気絶頂の防弾少年団は? K-POPアイドルグループは収入をどう振り分けているのか

人気絶頂の防弾少年団(写真:Splash/アフロ)

韓国はもちろん、日本でも絶大な人気を誇るK-POPのボーイズグループ“防弾少年団”の勢いが凄まじい。

10月には日本デビュー4年目で大阪でのドーム公演を成功させ、来る11月19日にはアメリカ・ロサンゼルスで行われる『アメリカン・ミュージック・アワード』のステージにも立つという。

売上ランキングでもライバルを突き放すか

9月に発売したアルバム『LOVE YOURSELF 承‘Her’』も絶好調。アメリカのビルボードチャートで6週連続ランクインし、日本でもオリコン初登場1位を記録。本国・韓国では11月11日に発売枚数が137万枚を超えた。

韓国では何かとライバル扱いされるEXOとの“超絶ミリオン戦争”も防弾少年団に軍配が上がりそうな勢いだ。

そこで気になるのがK-POPアイドルグループたちの収入だ。彼らはその収入をどう振り分けているのだろうか。

防弾少年団は定かではないが、10人前後の大人数で構成されているK-POPアイドルグループは、デビュー後の一定期間はメンバーの個人活動で得た収入も“みんなで分け合う”ことがルールになっているところが多いという。

HIGHLIGHTのリーダーであるユン・ドゥジュンは以前に出演したKBSのバラエティー番組で、「ギャラは均等に配分し続けている」と告白したことがある。当時の彼はBEASTのグループ名で活動し、デビュー6年目だった。つまり、デビュー6年目でも均等配分だったわけだが、そこには収入を分け合うことでさまざまなメリットがあったからだろう。

アイドルたちの稼ぎと分配と清算

想像に難ないのは、グループの結束力維持だろう。人気メンバーに対する嫉妬やいじめなどのトラブルを回避し、一体感を高められる理由で均等配分するグループが多いらしい。

グループをより長く運用するためには、必要なルールかもしれないが、MissAのスジように、一人のメンバーが突出した人気を博す場合、グループの“稼ぎ頭”となって過剰な期待と仕事量が課せられることも事実だろう。

(参考記事:アイドルもモデルも格差くっきりとなる韓国芸能界の知られざる年収事情)

それに韓国のアイドルたちは大金を稼いだからといって、それがそのまま自分の懐に入ってくるわけではない。所属事務所との“清算システム”もあるという。

一般的に長い練習生期間を経てデビューするアイドルの場合、その練習生期間に自分に費やされたレッスン料や合宿所生活費などをデビュー後に返済することになっている。

奨学金で大学に進学した学生が大学卒業後に学費の返済を始めるのと同じだ。韓国3大芸能事務所と言われるSMエンターテインメント、YGエンターテインメント、JYPエンターテインメントは「練習費用は会社が負担。投資だと受け止め回収しない」としているが、それ以外のほとんどは、この“清算システム”を採用していると言われている。

(参考記事:東方神起の帰還に、BIGBANG不在…。韓国3大芸能事務所の最新事情)

事務所によって異なるシステム。個人が稼ぐには印税頼り!?

しかも、その返済方法はかなり厳しい。グループのデビューまでに所属事務所が費やした資金がすべて回収されるまで、つまり損益分岐点を超えるまで、グループのメンバーたちは“清算システム”に基づいた一定額を給料から差し引かれるというのだ。

昨年、韓国で一躍売れっ子になったガールズアイドルAOAのソリョンは、「デビュー当初は収入はなく、その後、20本近く広告撮影しましたが、3年後にやっと清算してもらいました」と、とあるテレビ番組で語ったことがある。

一方で、SMエンターテインメントに所属する少女時代ヒョヨンは、デビュー3年後に、20億ウォン(2億円)相当の高級アパートを両親にプレゼントしたという。同じアイドルと言っても、所属事務所によってここまでの違いが生まれるわけだ。

だからこそ、多くのK-POPアイドルたちが自前で稼ぎそっくりそのまま収入となる作詞・作曲に身を乗り出すことは、自然な流れかもしれない。

(参考記事:一生食べていけるかも!? 作曲で莫大な印税を稼ぐ韓国アイドルBEST5

いずれにしても所得の格差が激しい上に、収入が不安定な韓国芸能界。その華やかなステージの裏側ではさまざまなマネーゲームが繰り広げられているわけだが、果たして防弾少年団は大ブレイクした2017年にどれだけの金額を稼ぐことになるのだろう。気になるところである。