東京大学の46位どころではないショック…「世界大学ランキング」に打ちのめされた韓国の内情

韓国の延世大学(写真:ロイター/アフロ)

「世界大学ランキング」の最新版が発表された。これはイギリスの教育専門誌「Times Higher Education(THE)」が毎年発表するもので、、日本では東京大学が46位、京都大学が74位と100位以内に入っている。しかし東京大学は昨年39位から7ランクもダウンしており、過去最低の順位になったという。

アジアの大学に絞った場合でも、シンガポール国立大学が22位でトップ。その他、27位の北京大学、30位の清華大学、40位の香港大学、44位の香港科技大学などもあるだけに、日本では衝撃が広がっているとの報道もある。

韓国最高はソウル大学の74位

だが、日本以上に嘆いているのはお隣・韓国だ。

“韓国の東大”と呼ばれるソウル大学が最高で、74位。昨年より2ランク下がっており、2014年に記録した44位はもはや過去の栄光となってしまった。

さまざまな原因が考えられるが、ソウル大学においては自業自得といえるかもしれない。ノーベル賞受賞者やフィールズ賞受賞者が核心的な問題点を指摘しているほどなのだ。

(参考記事:ノーベル賞受賞者など「世界的な学者」が指摘したソウル大学を蝕む“核心的な問題点”とは

また、韓国の大学として二番手となる韓国科学技術院(KAIST)も95位で、前年より6ランクも順位を下げている。

その他、111位の成均館大学、137位の浦項工科大学などが韓国勢としては上位だが、決して満足できる結果ではないだろう。

ネット上では、「自分たちをG20などというけど、大学の水準はアフリカと同じだ」「THEのランキングなんて誰も信じない」「イギリス人がイギリスの大学を評価しているだけ」といったコメントが書き込まれていた。

出題委員を監禁するほど過酷な「大学修学能力試験」

韓国が世界大学ランキングにこだわるのは、自国が超学歴社会という背景があるからだろう。

歴史的に見れば儒教と科挙が長い間、朝鮮半島で重要視されているし、現在も出身大学で就職先が決まる学歴偏重な側面が大きい。

それを端的に表す例が、高校生たちによる受験戦争だ。

日本の大学入試センター試験にあたる韓国の「大学修学能力試験」(修能:スヌン)は、その点数によって入学できる大学が決まる。当日は、まさに「人生が決まる日」というわけだ。

試験当日は、「タクシー代わりにパトカーに乗れる」「飛行機が止まる」など日本では考えられない“スヌンあるある”も見つけることができるという。

問題を作る出題委員たちが30日間も“監禁生活”を強いられるほどなのだ。

(参考記事:えっ、そこまで? 韓国大学入試出題委員たちの知られざる「監禁」生活

それほどまでに過酷な競争を行うため、世界大学ランキングに関心が集まるのも無理はないだろう。

超学歴社会による弊害も

一方で、超学歴社会であるがゆえに、学歴詐称が話題になることも少なくない。

数年前には、有名英語教師、建築家、大学教授など、数多くの著名人が詐称疑惑にさらされた。学歴詐称している芸能人も少なくなく、一時は“魔女狩り”のような事態に陥ったこともあった。

近年も、ハーバード大学やフェイスブックのマーク・ザッカーバーグが認めたという、“天才少女”騒動が起こっている。

(参考記事:ハーバードとザッカーバーグが惚れ込んだ頭脳!? 韓国の“天才少女”騒動

いずれにしても、世界大学ランキングが年々下がってしまっている韓国。来年以降の巻き返しがあるのか、注視したい。