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まさに「麗しの美ボディ」“美しすぎる美女トレーナー”レイヤンとは?

慎武宏ライター/スポーツソウル日本版編集長
韓国の“美のアイコン”レイヤン(写真提供:TOVIS MEDIA)

美の基準は意外なほど移ろいやすい。韓国では最近、スラっとしたモデル体型の女性ばかりでなく、“健康美あふれる女性”たちへの憧れが強まっている。

そんな新たな“美のアイコン”として注目されているマッスル美女は多い。“奇跡のDカップ女神ボディ”ユ・スンオクなどは有名だ。

しかし、忘れてはならないのはタレントのレイヤンだろう。

2007年の釜山ミスコリア選抜大会で1位となり、2015年マッスルマニア・ユニバース世界大会選抜戦では、スポーツモデル部門とミズビキニモデル部門の2冠を達成。昨年末の大韓民国消費者満足度評価大賞式では、文化芸能部門で受賞した。

韓国の人気番組『プロデュース101』でフィットネス・トレーナーを務めて、最近は海外からもラブコールを受けているというレイヤン。そんな彼女をソウルで独占インタビューした。

彼女が一躍有名人となったきっかけは、とあるCMだったという。

“麗しの美ボディ”が注目されたワケ

「ビキニ姿のCMですね。それを見た人たちが“韓国人じゃないみたい”と言ってくれて、それに驚きました。私としてはシャワーを浴びるたびに自分の体を見ているので、なぜそれほど驚くのかと思いましたが(笑)。

うれしかったですよ。自分が一生懸命、運動して磨いた体を認めてくれたわけですから。運動をすればどんな人でもこうなれるというメッセージを伝えられたと思います」

(参考記事:【動画付き】“麗しの美ボディ”と騒がれるミスコリア出身トレーナー、レイヤンに注目!

その鍛え抜かれた美しいスタイルを見ればわかるとおり、レイヤンの日常は運動とともにある。一日の運動量はどのくらいなのだろうか。

「以前は一日1~2時間運動すれば良かったのですが、最近はそれくらいでは運動した気がしないんです(笑)。4時間くらいはしているかな。番組が終わったら1時間、家に帰ったら1時間などと、細切れで運動していますね。運動が生活になっています」

もともとはヨガ講師だったレイヤンが運動を本格的に始めたのには、きっかけがあった。

「マッスルマニアですね。20代最後の年だったので、参加してみようと。とはいえ、最初はそれほど意気込んでいたわけではなく、“出てみようか”といったくらいの気持ちでした。それがいざ登録すると、やらなきゃという気持ちに変わりました。

一日の運動時間は2時間から4時間に、4時間から6時間にと増えていきました。一日中、運動していましたね。ウエイト、有酸素運動、ウエイト、有酸素運動と。大会のことを考えて運動するからモチベーションも上がりました」

マッスル・コンテストが人気の韓国

韓国では「マッスルマニア」をはじめとするマッスル・コンテストが大人気だ。

(参考記事:写真20連発!! 今年のマッスル美女は誰だ? 韓国で行われたマッスル大会の熱い現場を見よ!

そしてマッスル・コンテストをきっかけに、一般に知られる有名人にまで上りつめるシンデレラも少なくない。「けしからん体つき!!」などと騒がれたチェ・ソルファなどは、その代表格だろう。

人に運動を教えるのではなく、自分の体と真剣に向き合うことで、レイヤンには大きな発見があった。

「ヨガ講師をしていた頃は、人を健康にすることが仕事でしたが、自分自身のために運動をすると価値観が変わりました。自分の体を健康にすると、生活の質が上がったんです。とても肯定的な変化でした。

体が健康になれば心が健康になり、心が健康になればまた体が健康になる。運動をすることで、そんな良いサイクルに入ったんです」

レイヤンと会って話をしていると、不思議と「元気になる」という人が多い。インタビューをしていた私自身も、なぜか明るく前向きな気持ちになった。彼女には人を元気にするエネルギーがあるようだ。

「自分は良くわからないのですが、肯定的なエネルギーに溢れているといわれます(笑)。それっていいことですよね。

もともとはこうではありませんでした。以前は体重が70キロもあって、太っていたんです。当時は性格が暗くて、人に会うことも嫌いでした。だから、私の昔からの友達は、私の変化にとても驚きます。私も不思議なんですけどね(笑)。それくらい身体が重要なんだと思います」

“マッスル美女”が多く登場し、群雄割拠となっている韓国でも、一際注目を集めているレイヤン。

(参考記事:「筋トレ女子」「ムキカワ」アイドルにも負けない韓国“マッスル美女”の群雄割拠

以前は70キロも体重があったというが、彼女はどうやって現在の美ボディを作り上げたのだろうか。次回はさらに深くレイヤンのダイエット哲学に迫ってみよう。(つづく)

ライター/スポーツソウル日本版編集長

1971年4月16日東京都生まれの在日コリアン3世。早稲田大学・大学院スポーツ科学科修了。著書『ヒディンク・コリアの真実』で02年度ミズノ・スポーツライター賞最優秀賞受賞。著書・訳書に『祖国と母国とフットボール』『パク・チソン自伝』『韓流スターたちの真実』など多数。KFA(韓国サッカー協会)、KLPGA(韓国女子プロゴルフ協会)、Kリーグなどの登録メディア。韓国のスポーツ新聞『スポーツソウル』日本版編集長も務めている。

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