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ついに日本デビューする“超絶セクシークイーン”アン・シネの素顔

慎武宏ライター/スポーツソウル日本版編集長
いよいよ日本デビューするアン・シネ(写真提供:KLPGA)

今週の5月4日から開幕する女子ゴルフ・ツアーの国内メジャー大会・初戦となる『ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ』。今年は宮里藍やレクシー・トンプソンなどアメリカからも多くの有力選手が出場するが、韓国からもスター選手が出場する。

“韓国女子ゴルフ界の超絶セクシークイーン”とされるアン・シネだ。昨年度の日本ツアー・ファイナルQTで45位の成績を収め、出場試合数の制限こそあるものの日本ツアー参戦権を得た彼女が、いよいよ満を持して日本初参戦する。

■ギャラリーたちが惹きつけられる“超絶セクシークイーン”の魅力

複数のメディアでも報じられている通り、アン・シネは韓国屈指の美女ゴルファーとされる人気者だ。韓国では今季も多数のギャラリーを連れてラウンドすることから、「ギャラリー100数名を引き連れるアン・シネのゴルフ熱気」(『韓国スポーツ経済』)とも報じられたほどでもある。

(参考記事:写真44連発!! 韓国ゴルフ界の“超絶セクシークイーン”アン・シネの魅力に迫る18ホールに密着!)

もっとも、初めからスーパースターだったわけではない。むしろそのキャリアは韓国において異質とも言える。

例えばジュニア時代に国家代表歴がないことだ。イ・ボミも経験がある国家代表常備軍にも選ばれたことがない。小学3年生のときに父親とともにニュージーランドにゴルフ留学に出たためだが、アン・シネはそのニュージーランド代表で国家代表を務めた“変わり種”なのだ。

プロデビューは2008年。高校生ながらKLPGA(韓国女子ゴルフツアー)の2部ツアーの性格を担う『ドリームツアー』に参加し、2009年には1部ツアーに昇格。その年の新人王に輝いたことで、韓国では初めて脚光を浴びた。

そして翌2010年にはツアー2勝を飾り、賞金ランキング3位に。ちなみにこのときにKLPGA賞金女王に輝いたのがイ・ボミで、ふたりは同じ建国(コングッ)大学ゴルフ部に籍を置くなど“意外な共通点”が多くて、ちょっとした話題になった。

アン・シネやイ・ボミのことを、私が日本の写真週刊誌に紹介したのはまさにそのときだった。

その前年にアン・ソンジュが日本ツアーで2年連続賞金女王に輝いたことを受けて、11年2月に写真週刊誌で韓国女子ゴルフのグラビア特集を組むことになり、旧知の仲だった韓国ゴルフダイジェスト編集部の副編集長に推薦してもらった選手がイ・ボミであり、キム・ハヌルであり、ユン・チェヨンであり、アン・シネだった。

■“韓国美女ゴルファー神セブン”のひとり

のちに“韓国美女ゴルファー神セブン”と呼ばれるようになる彼女たちが相次いで日本に来ることになるとはその時点では思わなかったが、彼女たちを推薦してくれた韓国ゴルフダイジェストの元副編集長の言葉は印象的だった。

アン・シネについてもこんなことを教えてくれたのだ。

「飛距離は230ヤード前後と平均的ですし、飛距離への欲もない。“飛距離を伸ばすために体を大きくしたくもない”と言っているほどです」

(参考記事:韓国ゴルフ界最高の超絶セクシークイーン、アン・シネがスゴい!!)

韓国の女子プロゴルファーの多くが「飛ばすよりも狙い通りの場所に落ちたほうが楽しい」と語るだけに、飛距離に強いこだわりがないことは普通に思えたが、“飛距離を伸ばすために体を大きくしたくない”という言葉がどこか引っかかった。

前出の元副編集長は「彼女は“ゴルフだけで終わる人生はイヤ。ゴルフは生活の一部であり、友達との付き合いや大学生活も楽しみたい。自由でありたい”とも言っているんです」というアン・シネの考え方も教えてくれたが、その言葉を聞いて“ほかの韓国女子プロとは違うな”という印象を持ったことを今でも覚えている。

韓国女子ゴルファーたちには珍しく、「自由」を語るところに引きつけられた部分もあったかもしれない。

もちろん、そこには個人スポーであるゴルフの特性もあるだろうが、必要以上に国や民族を意識しがちな韓国人アスリートが多いことを考えると、アン・シネの言葉はスマートで新鮮に映った。

実際、彼女が韓国メディアに発してきた過去のコメントを見ると自由で縛られない。その容姿についても包み隠さず正直に語る。「アン・シネは発言もゴージャス」と報じられている。

■女性らしさにこだわってきた彼女が筋トレ

特筆すべきは、そんな優雅で美しくゴージャスな“セクシークイーン”が今季開幕前に肉体改造に取り組んでいることだろう。

ゴルフのために体を大きくしたくないと語っていたほど「女性らしさや美意識へのこだわり」を持つ彼女が、オフの間ひたらす筋力トレーニングに励み、筋肉増量を図ったというのだ。ここに彼女の日本ツアー挑戦に対する意気込みの強さを感じずにはいられないだろう。

(参考記事:【動画】アン・シネが日本ツアーに向けて筋肉増量。その筋トレ動画もセクシーすぎる!!)

果たしてアン・シネは待望の日本デビュー戦でどんなプレーを見せてくれるのだろうか。『サロンパスカップ』の開幕が今から楽しみだ。

ライター/スポーツソウル日本版編集長

1971年4月16日東京都生まれの在日コリアン3世。早稲田大学・大学院スポーツ科学科修了。著書『ヒディンク・コリアの真実』で02年度ミズノ・スポーツライター賞最優秀賞受賞。著書・訳書に『祖国と母国とフットボール』『パク・チソン自伝』『韓流スターたちの真実』など多数。KFA(韓国サッカー協会)、KLPGA(韓国女子プロゴルフ協会)、Kリーグなどの登録メディア。韓国のスポーツ新聞『スポーツソウル』日本版編集長も務めている。

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