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“美女スポーツアナ”チョン・イニョンが語る「韓国女子アナたちのヒミツ」(その2)

慎武宏ライター/スポーツソウル日本版編集長
スポーツアナウンサー、チョン・イニョン(写真提供:SPORTS KOREA)

日本と同じように、韓国にも人気の女子アナウンサーがいる。そのなかでも一際、男性から熱い支持を受けている女性スポーツアナウンサーが、チョン・イニョンだ。

身長175cmを超えるスラリとしたスタイルと、愛らしい笑顔で人気を集めている。スポーツアナウンサーという職業を生かして行なったプロ野球・始球式も、韓国ではちょっとした話題になったほどだという。

(参考記事:写真32連発!! “美脚アナウンサー”チョン・イニョンが見せた笑顔と緊張の始球式)

チョン・イニョン自身は自らがブレイクしたきっかけを「セクシーさがイシューになった」と話しているが、近年激化する韓国女子アナの“セクシー合戦”には意見が多い。

韓国の一部にはまだまだ女性スポーツアナウンサーを見下す傾向がある。女子アナを性的対象のひとつと見なす浅はかな面もあるのが現実だろう。

以前、韓国の報道番組『ニュースルーム』で活躍する“韓国人気ナンバーワンの女性ニュースキャスター”アン・ナギョンを取材したときも、彼女は報道現場における女性の難しさについて語っていたことが思い出される。

スポーツアナウンサーであるチョン・イニョンに対して番組プロデューサーらは、セクシーな衣装を要求したりするのだろうか。

「私は直接“こんな服を着てくれ”、“セクシーに見えるようにしてくれ”といった要求を受けたことはありません。でも背が高いので同じスカートを着ても、少し短くなったりタイトになったりする。それで関心が集まったのではないかと思います」

あくまで番組側からの要求はないという。また、チョン・イニョンは近年“セクシー合戦”と揶揄される現状についても、節度を守るべきと続ける。

「アナウンサーにとって、視聴者たちの視線を惹きつけることはたしかに必要だと思います。でも、度が過ぎて競争になってはいけません。

例えば、ある女性アナウンサーが短いスカートを履くのを見て、“私は彼女より短いスカートを履かないと”と思ってはいけないということです。適切な範囲内で、美しく映るように綺麗に見えることを守るべきだと考えています」

(参考記事:美人スポーツアナが語った韓国女子アナたちの“セクシー合戦”

ある意味、優等生な回答だが、それだけで終わらないのが彼女の魅力かもしれない。何事も前向きにとらえるチョン・イニョンは、こうも話す。

「でも女性と男性という性別があるのだから、異性的な魅力を見せられないよりは見せられるほうがいいと思う。だから私はセクシーと見てくれる視線に対しても、感謝していますよ。

自然にそういう魅力が滲み出て、それを視聴者の方が発見してくれれば良いのではないでしょうか」

最近もホン・ジェギョンという女性スポーツアナウンサーが男性誌でグラビアを飾り、注目を集めたことがある。

(参考記事:グラマラス女子アナ!! ホン・ジェギョンが次世代“スポーツ女神”と呼ばれるワケ)

日本でも雑誌グラビアを飾る女子アナを見かけるが、韓国も状況は近いようだ。

「本人が持っているさまざまな才能を生かしているわけですから、良いことだと思っています」と話すチョン・イニョン。かくいう彼女もタレント、レースクイーン、グラビアモデル、チアドルなどが一斉に集った「MAXIM K-Model Awards」のレッドカーペットに登場したこともあるし、最近、大ヒットドラマ『鬼<トッケビ>』に出演している。

「アナウンサーをはじめとする言論人は、いろんなことに関心を持って、たくさん学ぶことが大切だと思っています。それでこそ幅広い分野の人とコミュニケーションがとれると考えています」

次回はスポーツ選手との結婚やグラビア露出など、意外な共通点を持つ日韓女子アナについて、チョン・イニョンのビジョンとともに紹介したい。

ライター/スポーツソウル日本版編集長

1971年4月16日東京都生まれの在日コリアン3世。早稲田大学・大学院スポーツ科学科修了。著書『ヒディンク・コリアの真実』で02年度ミズノ・スポーツライター賞最優秀賞受賞。著書・訳書に『祖国と母国とフットボール』『パク・チソン自伝』『韓流スターたちの真実』など多数。KFA(韓国サッカー協会)、KLPGA(韓国女子プロゴルフ協会)、Kリーグなどの登録メディア。韓国のスポーツ新聞『スポーツソウル』日本版編集長も務めている。

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