日本女子ゴルフツアー第5戦となった『ヤマハレディースオープン葛城』。昨季賞金女王のイ・ボミなどが不在の中で大会を盛り上げたのは、韓国のユン・チェヨンだった。

主催者推薦枠で出場したユン・チェヨンは初日6位、2日目3位、3日目には首位と着実に順位を上げ、昨日最終日は同じ韓国勢の李知姫、申ジエと最終組を回った。優勝の座は李知姫に奪われ、最終的には3位に終わったが、2度目の日本ツアー出場で3位なら大健闘だろう。

何しろ韓国では“元祖美女ゴルファー”と呼ばれる人気者でありながら、ツアー優勝は2014年7月の1回のみ。人気先行型でモデル並みの美貌ばかりに注目が集ることにかなり悩んでいたらしい。優勝こそ逃したものの、そんな中での3位は今後の自信になるに違いない。

（参考記事：韓国の“元祖美女ゴルファー”はユン・チェヨン。そのワケと苦悩とは）

ちなみにユン・チェヨンは本人も認める“大食い”で、何かイヤなことがあったりストレスが溜まると、食べてストレスを解消するタイプだという。ケーキや果物が大好きで、乙女らしくスウィーツ好き。しかも、食べても食べてもあまり太らないらしい。以前の取材でも、｢どれだけ食べても体重に大きな変化がない。太らない体質で良かったです」と語っている。

そんな彼女は今回の大会中にKLPGA（韓国女子プロゴルフ協会）の第8代広報モデル（一部の日本メディアでは“ツアーアンバサダー”と紹介されている）にも選ばれている。KLPGA広報モデルは、前年度KLPGA賞金ランク60位以内の選手（海外ツアー活動する選手はのぞく）の中から各種メディアとタイトルスポンサー関係者、そしてKLPGA登録会員たちの投票で選抜されるのだが、初代（2009年）から今回の第8代まで連続して選ばれているのは、ユン・チェヨンだけなのだ。

（参考記事：実力だけでなく美も競う韓国女子ゴルファーたち）

このユン・チェヨンに続く連続選出記録を持つのが、現在は日本で活躍するキム・ハヌル。彼女もユン・チェヨンとともに初代広報モデルに選ばれ、日本にやって来る前年（2014年）まで6年連続で選ばれている。キム・ハヌルと同期のイ・ボミは、2010年と2011年の2回のみだ。

（参考記事：イ・ボミとの“ミニスカ対決”でも負けていない!!　美女ゴルファー、キム・ハヌル）

そんな偉大な先輩たちに続くのがアン・シネとヤン・スジンだ。ふたりとも過去5回選ばれており、アン・シネは“ゴルフ界のセクシークイーン”として、ヤン・スジンは“ゴルフ界のファッショニスタ”として絶大な人気を誇る。

ただ、ふたりは揃って今回発表された第8代広報モデルメンバーには選ばれなかった。その理由は定かではないが、もしかしたらアン・シンエは何かと話題になるＳＮＳがネックになったかもしれないし、ヤン・スジンは昨年勃発した恋愛報道が足を引っ張ったかもしれない。

（参考記事：韓国ゴルフ界の超絶セクシークイーン、アン・シネのSNSがスゴい!!）

（参考記事：整形を告白!! 恋も多き韓国ゴルフ界の“おしゃれ番長”）

ただ、彼女らに代って今回の第8代KLPGA広報モデルには、キム・ヘリム、パク・ソンヒョン、チョ・ユンジらニューヒロインたちが選ばれている。

中でも注目なのが、今季プロ2年目を迎えるパク・キョルだ。アマチュア時代は韓国代表として活躍し、2014年仁川（インチョン）アジア大会では金メダルに輝いた実績もさることながら、その健やかな美しさから人気急上昇中。人気女優キム・テヒに似ていることから「ゴルフ界のキム・テヒ」とも呼ばれているらしい。パク・キョルについては以前のコラムでも紹介したが、KLPGA広報モデルの仲間入りを果たしたことで、その人気はますます高まることだろう。

(参考記事:韓国女子ゴルフ界が注目!! パク・キョルに、ニューヒロイン誕生の予感)

いずれにしても今回のユン・チェヨンの活躍で彼女のことがたくさん記事になり、韓国にKLPGA広報モデルというものがあることも知られるようになったと思う。日本女子ゴルフ界でも“ツアーアンバサダー”のようなものを設けてみたらどうだろう。韓国に負けず劣らず人気者が多く、隆盛絶頂にある日本女子プロゴルフ界のことだ。きっとその人気に拍車がかかること、間違いないだろう。