鯖江 「RENEW × 大日本市博覧会」に参加して

「RENEW × 大日本博覧市」のメイン会場にあげられたバルーン

先日書いた燕三条の「工場の祭典」に引き続き、福井県鯖江市で開催された「RENEW × 大日本博覧市」にお邪魔しました。鯖江は、メガネ作りで有名です。市役所のホームページによれば、日本の9割、世界の2割が鯖江で生産されているそうです。また、鯖江は漆器の産地としても有名です。

今回は、その漆器産業の集積地、鯖江市の河合田(かわだ)地区に行ってみました。「RENEW × 大日本博覧市」のメイン会場でもある「うるしの里会館」には、漆器の工程が展示されています。漆器作りは、大きく分けて、器を削る人(木地師)と塗師(漆を塗る人)の分業体制。木を加工する人、漆を塗り、また絵を描く人に、専門技術が分化しています。

そんな専門技術を発展させ、新たな商品を生み出す企業もいます。Hacoaは、木材加工の技術を活かし、文房具などのオリジナル商品を開発、販売しています。毎月1つは新製品を出し、完成まで一人の職人が担当するそうです。

塗師の企業「漆琳堂」の工場見学もできました。面白かったのは、ホテルなどに納品した漆器の修理も行なっていること。IT・デジタル業界でも、ハード製品の販売売上だけでなく、その後のメンテナンスに利益構造が移っています。同じスタイルが伝統工芸産業でも垣間見えたのは、とても面白い経験でした。

ちなみに、鯖江駅は、京都駅から特急サンダーバードで約1時間。「河和田」地区までは、駅からタクシーで3,000円。帰りのバスは100円でした(ただし、1日数本)。河和田地区に着けば、漆器工房が点在し、徒歩で堪能できます。

また、鯖江駅の2階は図書館カフェになっていました。特急は1時間に1本程度ですが、そこで時間を潰せば、それほど苦にはなりません。今回は、燕三条と鯖江を訪れました。伝統産業でなにかしようという動きは、燕三条、高岡、鯖江といった北陸地方がアツいことがよくわかりました。