燕三条「工場の祭典」に参加して

イベントに参加していた「G.F.G.S.」ピュアコットンのカットソーメーカー

新潟県の燕三条地域で開催された「工場の祭典」に参加してきました。金属加工業などの工場を一般の観光客が訪問し、職人の方と話すことができる貴重なイベントです。今年は、100以上の工場や農場などが参加しており、レンタカーやレンタサイクルを使って、点在する工場を廻ります。都会から参加する人にとって、自然と工場を両方を堪能できる面白い体験型イベントとなっています。昨年は参加者が35,000人を超え、4年で3倍になりました。

イベントの中心になった三条ものづくり学校で、燕三条、富山県の高岡市、福井県の鯖江市で開かれる工場見学のイベント実行委員長3名のトークイベントが開催されていました。

そこで話されていたのが「参加人数が多くなるのがいいことなのか?」という問いかけでした。こうしたイベントの本来の目的は、後継者探しにあります。現在、経産省が指定する伝統的工芸産業品の市場規模は、約1,000億円、従事者数は約70,000人。この40年で、売上も従事者数も1/4になっています。IT・デジタル技術に置き換えられてしまっているのも、その要因の一つかもしれません。とにかく海外市場の開拓と技術の継承が伝統工芸には必要なのです。イベントに来てくれる人数を誇るのでなく、後継者になってくれる人にイベントやそのメッセージが届いていないと意味がないのではないか?という疑問です。

その問題提起に、燕三条の実行委員長は、「"工場の祭典"は”お祭り”である」と明確に答えていました。つまり、まずは人がたくさん来てもらうのが重要なのではないかという割り切りでした。もちろん今後も大事だけど、まずは多くの人に関心を持ってもらうことを大切にしたいということではないかと思います。自分もそう思いました。モノからコトへと消費スタイルが変わっていることはよく言われます。そうした流れにあったイベントとして発展して欲しいと思います。

(参考)画像のカットソーメーカー G.F.G.Sはコチラから。http://www.gfgs.net/