三宅洋平氏の「選挙フェス」

三宅洋平「選挙フェス」新橋SL広場 2016.07.05

参議院東京選挙区から無所属で立候補している三宅洋平氏の街頭演説を見に行った。彼の街頭演説は、「選挙フェス」と銘打ち、ミュージシャンやDJが音楽を奏でながら進行する。自分が見たのは、7月5日の高田馬場駅のBIGBOX前の広場と新橋駅前SL広場の2箇所。どちらも300-500人くらいは集まっていた。

この「選挙フェス」だけを見れば、これだけ動員力があり聴衆を説得し、LINEや動画を駆使するデジタル選挙戦略も秀でているのだから、もっとメディアも他の護憲政党も注目していいのではないか。小沢一郎氏は「選挙フェス」に参加したらしいが、他の政党が浮動票を集めるのに彼ともっと協力すればいいのにと思った。

しかし、そうはならない。彼の政策に問題があるのか?風貌か?経歴か?そもそもそれほど票は稼げないのか?よく考えると、選挙フェスの音楽はメインストリームなものではないし、風貌もマスで人気が出そうな感じではない。そういう意味では、三宅氏はニッチな存在なんだろう。しかし、彼の主張である、自民党改憲草案や大企業中心の経済政策への反発もニッチなのだろうか。

三宅氏は、前回の参議院選挙で投票しなかったは47.35%の人たちを「政治に興味のないセンスある人たち」と呼ぶ。その層が投票すれば、変化が起きると考えている。ただ、よく考えれば、この層の人たちは、政治のように、議論や主義主張を持つのは効率的ではないと思っている人たちである。延々と続く会議に「効率的じゃない。私が責任者だったら廃止する」とボヤく人たちである。彼らの行動のキーワードは「効率」である。それは、安倍政権の国家運営とも符合する。

もし三宅氏が本当に無党派そうを取り込むにはどうしたらいいのだろうか。独立メディア塾にこんなことを書いてみた。

「効率」という視点からモノを語ればどうだろう。それが、47.35%との共通項を見出すことにつながると思う。

出典:独立メディア塾7月号 | 三宅洋平氏の「選挙フェス」に参加して

選挙フェスは、選挙のイノベーションだと思う。それを、ぜひ政治のイノベーションにまでつなげてほしい。