マスコミ就活に役立つセンパイの言葉

先日、独立メディア塾にマスコミ志望の人向けに記事を書いた。ここにまとめてみよう。

先日、就活・転職本を出したからか、マスコミ志望の就活生の前で話をする機会があった。よく言われるが、いまの学生はよく研究している。もはやアナリストやコンサルタントは必要ないのではないかと思えるくらいだ。ただ、業界研究は投資のためにやるもので、いくら分析しても自分の仕事を見つけられるわけではない。投資と労働とはちょっと違う。この混沌とした時代にジャーナリストに求められるのは、未来への展望だと思う。それに、メディアは表現に直結できる仕事ができるのだから、好奇心とか伝えたい衝動に突き動かされてる感がほしい。

なにか事件が起きて報道するリアクション型ではなく、世間より一歩進んだことを紹介する道しるべこそ、メディアが尊敬され信用を増すもとだろう。それに、過去データ比較だけの単純な記事は機械が作ることになるだろうし、キュレーションもしかり。

とあるメディア界の大センパイにこんな話を聞いたことがある「テレビは毎分視聴率が出るようになってからツマラナクなった。みんな視聴率の高かったコーナーを真似るようになる。研究するほど同じような番組が増える」「視聴率30%取った番組でも、10年経って誰も覚えてないものとみんなの記憶に残っているものがある」

メディア業界で人間がやることは結局、自分の経験を踏まえた主観しか残らないのではないか。デジタルやITがジャーナリズムに影響を与えているのは、表面的なメディアのカタチだけでなく、その表現や在り方までも変えている。今年のCESで米国NBCのCEOもネットメディアの若い視点が大事だと述べていた。

なんせ書いたり映像を撮ったりする仕事ほど、資本効率性の悪い商売はない。コンテンツと資本主義という永遠のテーマを打ち破るには、給料やお金のことを考えない「狂気」を持った人だろう。この「狂」という言葉は、15年前日本テレビ「電波少年」T部長の講演で学んだ。この前の就活セミナーの会場は「狂」的な空気で満ちていた気がする。

他にも今までセンパイから来た言葉を独立メディア塾3月号『マスコミ就活・転職メモ』に書き留めておいた。色々参考にしてほしい。