家計のデータ分析:マスク編-今年の7月時点で昨年1年間の支出総額を上回った-

(写真:アフロ)

新型コロナ対策で家計のマスク支出額が増加しています。

総務省統計局「家計調査」により、マスク等支出額(正確には、家計調査の品目別では、保健用消耗品ですので、マスクのほかにガーゼなども含まれます)を確認してみます。

図 マスク等への支出額の推移(円)((出典)総務省統計局「家計調査」より筆者作成)
図 マスク等への支出額の推移(円)((出典)総務省統計局「家計調査」より筆者作成)
図 マスク等への支出増加額(円)((出典)総務省統計局「家計調査」より筆者作成)
図 マスク等への支出増加額(円)((出典)総務省統計局「家計調査」より筆者作成)

今年はどの月も、全世帯で見ても、勤労世帯で見ても、各々一人当たりで見ても、昨年を上回って推移していることが分かります。

また、外で働く者や子供がいる世帯の多い勤労世帯で、全世帯を上回っています。

マスク等へ支出額の増加額を見ても、おおむね勤労世帯が全世帯を上回っていることも確認できます。

さらに、2019年1年間のマスク等への支出額は、一世帯当たり(全世帯)9,408円だったのですが、2020年では9月時点で12,747円となっていて、昨年を上回っています。

都道府県の県庁所在地別でみると、2019年のマスク等への最多支出額(全世帯当)は千葉市11,450円、最小支出額は那覇市6,410円でしたが、2020年9月時点では、それぞれ、福井市15,375円、那覇市9,699円となっています。2019年から見た変化額で一番増加したのは大分市6855円、最小なのは岡山市1656円となっています。

図 マスク等への支出額(都道府県県庁所在地別(円)((出典)総務省統計局「家計調査」より筆者作成)
図 マスク等への支出額(都道府県県庁所在地別(円)((出典)総務省統計局「家計調査」より筆者作成)

このように、新型コロナ対策としてマスク等への支出が増加しており、全世帯では平均5,830円、勤労世帯では平均6,967円負担が増加しています。