5月20~21日の2日間で予選が行われたユースチャンピオンシップ女子個人競技は上位40選手による決勝(フープ、リボン)が本日行われる。

予選(ボール、クラブ)を首位通過したのは喜田未来乃(エンジェルRGカガワ日中)。2種目合計53.750という高得点をたたき出し、4月の日本代表選考会を欠場していたことによってコンディションが不安視されていたがそれを吹き飛ばす、優雅でスケール感のある演技だった。少々の狂いも難なくカバーする集中力のある演技で力を見せつけた。

喜田未来乃(エンジェルRGカガワ日中)
喜田未来乃(エンジェルRGカガワ日中)

予選2位通過は、海保結愛(イオン)。2種目合計53.150と逆転優勝の可能性も十分にある位置につけている。イオンらしい美しさに加え、アスリートらしい俊敏さや手具に対する執念も垣間見える、表現力にもおおいに進境があり、この先が楽しみな選手だ。

海保結愛(イオン)
海保結愛(イオン)

予選3位通過の田口久乃(安達新体操クラブ/あずさ第一高校)は、4月の選考会でワールドゲームスの代表を勝ち取った高校1年生。ノリのよい見る人をワクワクさせる演技が持ち味の選手だが、特筆すべきはその演技の正確性だ。ローテーション(ターン)も軸のブレがなく最後まできっちり回り切り、投げ上げた手具はピンポイントに狙ったところに落ちてくる。この正確性に裏打ちされたノリノリの演技からは目が離せない。予選2種目合計53.000で喜田から田口までは0.750差の中にひしめく接戦となった。1つのミスで順位は大きく変動しそうなだけに、メンタルの強さが勝負の分かれ目になりそうだ。

田口久乃(安達新体操クラブ/あずさ第一高校)
田口久乃(安達新体操クラブ/あずさ第一高校)

予選4位通過には、田口とともにワールドゲームス代表に選出されている鈴木菜巴(アリシエ兵庫/須磨ノ浦高校)がつけている。鈴木は予選のボールでは種目2位となる得点をあげているがクラブでミスが出て順位を落とした。決勝2種目の出来次第では大きく順位を上げる可能性もある。

鈴木菜巴(アリシエ兵庫/須磨ノ浦高校)
鈴木菜巴(アリシエ兵庫/須磨ノ浦高校)

予選5位通過は、3月の高校選抜でも3位に入っていた西村美紗(名古屋女子大学高校)。高校選抜でもそのチャーミングな演技が目を引く存在だった西村。クラブでは惜しいミスがあったが、決勝ではさらにはじけた演技を見せてほしい。

西村美紗(名古屋女子大学高校)
西村美紗(名古屋女子大学高校)

ユースチャンピオンシップ女子決勝は、本日(5月22日)10時競技開始。

本日は、13:05~と16:10~の2回フェアリージャパンPOLAのエキシビション演技も予定されている。また、13時からは男子団体選手権も行われているので近年なにかと話題の男子新体操も同時に見ることができる。東京体育館というアクセスのよい会場なので、せっかくの有観客試合にぜひ足を運んでほしい。

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<写真提供:清水綾子/岡本範和>