2022年4月16~17日、高崎アリーナにて「2022新体操日本代表選考会」が開催される。東京五輪が終わり、上位の顔ぶれがガラリと変わった新体操界。2024年パリ五輪に向けて、この大会は試金石となりそうだ。

 また、今大会は、新体操の公式大会としては約2年ぶりに有観客で開催され、今後の大会に観客をどの程度入れることができるのか、などのサンプルともなる。

 無観客開催が続いたこの2年間で、日本体操協会もライブ配信を行ったり、大会のパンフレットをWEB化するなど様々な改革を行ってきた。今回は有観客のためライブ配信は行われないが、WEBパンフレットは体操協会のサイトに公開されており、さらに今回は大会出場選手のデータベースも公開されている。

※今大会の情報、WEBパンフレットなどはこちら。

 写真がすべては入っていないなど、まだ制作過程にあることはうかがえるが、今までは、新体操にせっかく興味をもち、大会の観戦に行こうかと思っても、会場に行く前に手に入る情報が少なく、ファン獲得のチャンスを逃しがちだったことを思えば、着実に前進はしていると感じられる。

 「日本開催の五輪」という起爆剤が新型コロナによって不発に終わった今、この先の新体操(体操競技も)の未来は安穏としていられるものではない。日本体操協会もついに本気でファン獲得に向けて動き始めていることが感じられるこれらの変化は歓迎すべきもののように思う。

 今大会では、すでに特別強化選手である喜田純鈴、山田愛乃、フェアリージャパンPOLAの派遣が決まっている世界選手権以外の今年度の国際大会(ワールドユニバーシティゲームズ、ワールドゲームズ2022、アジア競技大会、アジアジュニア新体操選手権大会)の出場選手が選考される。

●ワールドユニバーシティゲームズ・・・個人2名、団体1チーム

●ワールドゲームズ2022・・・個人2名アジア競技大会・・・個人2名

●アジアジュニア新体操選手権大会・・・個人3~4名、団体1チーム(ジュニア)

 出場選手は、昨年の国内大会での上位者+協会推薦で個人はシニア10名、ジュニア14名、団体はシニア6チーム、ジュニア4チームによって競われる。

 昨年度全日本選手権上位選手の多くが大学4年生で、昨年までで一線を退いたため、シニアの出場選手がやや少ないが、昨年の全日本インカレ女王、全日本選手権2位の松坂玲奈(東京女子体育大学/ヴェニエラRG)や、全日本選手権3位の高校生・鈴木菜巴(須磨ノ浦高校/アリシエ兵庫)らが初の日本代表の座を手にするか、注目される。

 また、協会推薦での出場となった田口久乃(安達新体操クラブ)、喜田未来乃(エンジェルRGカガワ日中)、鶴田芽生(名女Jr.新体操クラブ)らもポテンシャルは高く、ごぼう抜きでの代表入りの可能性も秘める逸材たちだ。

※今大会のライブリザルトのQRコードはこちら。

 競技開始は本日、13:10~となっている。

 パリ五輪では日本を沸かせることになる選手が、この中にいるかもしれないのでぜひ注目してほしい。大会のレポートは、明日以降の掲載を予定している。

<写真提供:日本ビデオアルバム協会>撮影:清水綾子