11月28日に閉幕した第74回全日本新体操選手権で、新女王が誕生した。

先日の世界選手権、8月の東京五輪にも出場した喜田純鈴が昨年まで3連覇していた全日本新体操選手権だが、今年は出場を見送ったため、女子は、「誰が勝っても初優勝」という混戦模様だった。

そんな中でも「優勝の大本命」と目されていたのが18歳の山田愛乃(イオン/国士舘大学)だった。

山田は、全日本ジュニア、インターハイなど同世代での大会での優勝経験もあり、アジアジュニア新体操選手権、ユース五輪などの国際大会の場も踏んでいる。2024年のパリ五輪に向けておおいに期待されている選手だ。

しかし、今年9月に行われた全日本インカレでは、ルーキーゆえの硬さもあり、ミスも出てしまい優勝を逃していたが、今大会では、かなり落ち着いた演技で4種目をまとめ初の女王の座についた。

持ち前の華やかさ、高い身体能力をもった山田は逸材には違いないが、技術や表現力の面ではまだまだ発展途上とも言える。今大会でも優勝はしたが細かいミスもなかったわけではない。つまり、「のびしろ十分」ということだ。

今大会でも、初優勝に向けてのプレッシャーというよりは、「やってやる!」という意欲のほうが勝っているように見えた。山田のそういう前向きさは、この先の彼女を支える大きな財産ではないかと思う。期待したい。

今回、日本体操協会が、かつてなく素早く優勝チーム、選手の演技を公開している。以下のInstagramで山田愛乃選手の演技の一部を見ることができるので、ぜひ見てほしい。

※日本体操協会 Instagram

東京五輪と世界選手権という大イベントが2つとも終わってしまった今、そしてこの先、新体操にとっては厳しい時代になるとは思うが、山田のような「これから!」の選手もたくさんいる。新体操にこれからもおおいに注目してほしい。

なお、この大会の様子は、テレビ朝日チャンネル2(CS放送)にて放送される。放送日は男子が12月18日、女子は12月26日となる。山田選手だけでなく、表現力豊かな選手、スーパーテクニシャンなど個性豊かな選手たちがひしめく今の女子新体操の魅力を堪能しよう!

※テレビ朝日チャンネル2放送予定はこちら。