11月27日、高崎アリーナにて行われた第74回全日本新体操選手権個人総合前半で女子は、山田愛乃(イオン/国士舘大学)が2種目合計42.950で暫定首位に立った。

山田はまだ大学1年生ながら、全日本ジュニア、インターハイでも優勝経験があり、アジアジュニア新体操選手権にも日本代表として出場している「パリ五輪」に向けて期待の星だ。

9月に行われた全日本インカレでは、神演技を連発した松坂玲奈(東京女子体育大学)にわずかに及ばず準優勝にあまんじたが、今回は初の全日本女王に向けて好スタートをきった。

長身で天性の華をもった山田の演技は、ダイナミックさが持ち味。ダイナミックゆえにまだ粗さを感じさせる面はあるがそれものびしろと思わせるポテンシャルの高さがある。本日行われる後半種目(クラブ、リボン)をしっかりまとめれば、このまま逃げ切れそうだ。

2位には、今年3月の高校選抜で優勝した鈴木菜巴(須磨ノ浦高校/アリシエ兵庫)が41.050、3位にはインカレチャンピオン・松坂玲奈(東京女子体育大学/ヴェニエラRG)が40.800、4位には2020年全日本選手権3位の清澤毬乃(日女体大OG/WingまつもとR・G)が40.700でつけ、ここまでが2種目合計40点を超えている。

男子個人総合では、堀孝輔(高田RG)が、2種目合計36.475で暫定首位に立った。堀は、今年度社会人チャンピオンだが、2020年の全日本選手権では1種目目のスティックでミスが出て惜しくも準優勝に終わっている選手。地元・三重県の母校で教職に就きつつ、社会人1年目の今年、ついに悲願の「日本一」に王手をかけた。

常に練習環境には恵まれない中でジュニア~高校~大学と優勝争いに絡むポジションにい続けた堀にとっては「社会人」になっても、それをまったくハンデに感じさせない進化を見せている。残り2種目でどんな演技を見せてくれるのか。期待しかない。

2位には、インカレチャンピオン・岩渕緒久斗(青森大学)が36.375と堀とはわずか0.1差でつけ、3位には東本侑也(同志社大学)が36.000で続いている。岩渕は大学2年生、東本は大学1年生。若い世代がどこまで堀を追い上げるか。注目したい。

本大会は無観客開催のため、日本体操協会がライブ配信を行っている。

本日の競技開始は、9:30。今日は日曜でもあるので、ぜひライブ配信で日本最高峰の大会を堪能してほしい。

なお、ライブリザルトはこちら。

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