1年前、春の高校選抜に始まり、インターハイを含む夏までの大会がほとんど中止になった中で、男子新体操だけで開催された「男子新体操オンライン選手権」。

これは多くの選手にとってはかなり救いになったと思う。

オンラインとはいえ、そのときに行った1本の通しによって演技が採点され順位が決まるという緊張感は、リアル大会にも劣らないということも体験できた。また、昨年、同大会が開催された9月13日は、ちょうど新型コロナの感染拡大がおさまっていた時期でもあったので、演技会場となった各地の学校の体育館では、地域によっては保護者やチームメイトは観覧できたりもした。全国から1つの会場に集まることは難しくても、オンラインで繋ぐことで大会開催もできること。自校での演技なら観覧できる可能性も高いことなど多くの収穫のあった大会となった。

今年は、インターハイなど春~夏の大会の多くは無観客とはいえ開催されたため、「オンライン選手権」はどうなるのか? と思っていたが、開催されることになった。しかし、7月からのいわゆる第5波による感染者数の爆発的増加により、部活停止や体育館の使用停止などで、自校での演技さえもできない高校が続出する事態となった。この結果、明日の大会本番で演技できる高校は5校と昨年の19校と比べるとかなり少なくなってしまった。が、それは今年の感染状況ゆえだ。

4月にフジテレビで放送されたアニメ「バクテン!!」はかなり話題となり、男子新体操への関心はかつてなく高まっている。しかし、現状ではインターハイをはじめほとんどの大会が無観客開催。せっかく男子新体操に興味をもって見てみたいと思った人がいてもそのチャンスがことごとく奪われているのが現状だ。「せめてオンラインでも自分たちの演技を届けたい!」その思いは、男子新体操関係者に共通のものだ。だから、オンライン選手権にも本来なら多くのチームが出場したかったはず、なのだがそれも叶わなかったのが今年だ。

しかし!

そこであきらめないのが男子新体操人だ。

今回は、オンラインでの演技は叶わなかったチームが、続々と動画によるエキシビション参加に手を挙げた。結果、競技への出場は5校6チームだが、エキシビションは11校、3選手とかなりボリュームのある大会となった。

しかも、その顔ぶれはかなり豪華だ。

2021インターハイ団体優勝:岡山県立井原高校 
2021インターハイ団体優勝:岡山県立井原高校 

【オンライン選手権出場チーム】

●岡山県立井原高校・・・インターハイ優勝

●神埼清明高校・・・インターハイ準優勝

●盛岡市立高校・・・インターハイ3位

●宮城県名取高校

●鹿児島実業高校

●鹿実RG

【エキシビション参加チーム】

●北海道恵庭南高校・・・インターハイ5位

●青森山田高校・・・インターハイ6位

●酒田南高校

●前橋工業高校

●光明学園相模原高校・・・インターハイ7位

●千葉県立袖ヶ浦高校

●大垣共立銀行OKB体操クラブ

●京都市立紫野高校

●坂出工業高校

●芦北高校・・・インターハイ4位

●小林秀峰高校・・・インターハイ8位

●岩田隼・・・インターハイ個人優勝

●野村壮吾・・・インターハイ個人2位

●石橋知也・・・インターハイ個人3位

現在の日本の高校生たちのトップチーム、選手がほぼ集結することになった。

※詳しいチーム紹介などはこちらの公式サイトで

明日(9/23)13:00~ CSテレ朝チャンネル2にて

たっぷり3時間の放送で、男子新体操の魅力を堪能してほしい。

<写真提供:岡山県立井原高校新体操部>