【男子新体操】製作陣の本気度がさく裂!「バクテン!!」第1回のフル演技シーン、YouTube公開中!

「バクテン!!」に制作協力もしている宮城県名取高校の団体演技

まずは、この3分間の動画を見てほしい。

男子新体操関係者、ファンの枠を超えて、多くの人たちに感動をよんでいる「バクテン!!」第1回のかなり序盤で流れた演技シーンだ。

30分間のアニメの、第1回、それもそのごく序盤で、主人公はこの演技を見て、「男子新体操」というスポーツに惹かれるというストーリー展開がまず素晴らしかった。

たいていのドラマの初回は、どうしてもキャラクター設定や状況説明に時間を割きがちだ。そこでつまづくと本題に入る前に、視聴者が離れてしまうことも少なくない。

一般の人には、あまりなじみのない「男子新体操」の演技を、3分間も導入部で見せれば、ことによっては「なんだこれ?」とそっぽを向かれるリスクも十分にあったはずだが、製作陣は、男子新体操の演技がもつ力を信じていたんだな、とこのシーンを見ながら感じた。

「まずは男子新体操をちゃんと見せよう! 絶対にみんな興味もつから」

そんなやりとりがあったんじゃないか、そんな想像をしてしまった。

いきなり、この演技を、じっくり見せることで、主人公は「男子新体操」にハマり、同時に視聴者もハマる。そう信じていたんだろう。

そして、その目論見はまんまと当たった。

SNSには、「たまたま見ていたけど、凄かった」「男子新体操見たことなかったけど、アニメがすごくかっこよかった」など、狙い通りのコメントが溢れた。

そして、なによりも。

男子新体操の経験者たちが、想像以上に盛り上がったのだ。

中でも、秀逸だったのが、現在は、シルク・ドゥ・ソレイユのパフォーマー・ 井藤亘(埼玉栄高校⇒青森大学)の解説noteeは、共感を呼び、話題になっている。

※元・男子新体操全日本チャンピオン:井藤亘氏の「バクテン!!」解説note

さらに、井藤とは青森大学で同朋だった谷俊太朗(現在は、バク転パーソナル教室経営)は、自らのYouTubeチャンネルで、その面白さを発信。

こんな風に、男子新体操関係者たちが、もろ手を挙げて「バクテン!!」の凄さ、リアルさを語っている。

もちろん、男子新体操の競技経験や、観戦経験がなくても楽しめるアニメとして作られているが、現実を知っている人たちからの評価がこれだけ高いことからも、このアニメが、「男子新体操」というスポーツをじつによく取材し、研究し、その良さを正しく伝えたいという思いで作られているかということがわかる。

真剣に取り組むあまり、制作会社ゼクシィズ公式ツイキャスで製作陣が2時間近く語っているほどだ。

※ゼクラジ第9回

スポーツだったり、音楽だったり、自分がやってきたこと、応援してきたものがアニメになったり、ドラマや映画になることは、嬉しいことは間違いない。が、よく知っているだけに「こうじゃないんだよな~」とがっかりしてしまうことも少なくないと思う。

それが、この「バクテン!!」に関しては、男子新体操との関係が深い人達がこぞってその完成度、制作側の姿勢に感銘をうけ、称えている。

まだ、第1回の放送が終わったばかりだが、これは本当にi、男子新体操というスポーツの在り方を変えるアニメになるかもしれない。そんな期待が一気に高まった第1回であり、この演技シーンだった。

「バクテン!!」は、宮城県の高校が舞台になっているが、現実の世界で宮城県の強豪校と言えば、宮城県名取高校だ。昨年からTikTokでブレイクしている佐藤三兄弟の出身高校でもある名取高校は、アニメにも負けないかっこいい演技で毎年、人気を博してるが、「バクテン!!」では、この名取高校も取材していると聞いている。今後、どんな形で名取高校取材が生きてくるのか。そして、第1回のクレジットを見ると、名取だけでなく多くの男子新体操関係者が協力をしているので、コアなファンにはまた様々な楽しみが見つけられそうだ。

「スポーツ×アニメ」という黄金の組み合わせで、男子新体操はどう変われるのか?

今後におおいに期待したい。

<写真提供:清水綾子>