【男子新体操】OBたちが企画したオンライン大会、本日(5/24)審査開始!

男子新体操OBカップ公式チャンネルの大会開催告知動画

中止が決定した夏の甲子園大会の代替大会の実施を、沖縄県、長崎県など全国でもいくつかの自治体が決定、発表した。

感染防止など、細かい部分はまだ今後つめていく段階のようだが、目の前の目標を失くして失意のどん底にいるだろう高校生にとっては、こうして「なんとかしたい」という意思を示す行動を周りの大人がとってくれることは励みになるだろう。

高校選抜に続き、インターハイも中止になり、多くの高校生アスリートは落胆した。もちろん、文化部の生徒たちもだ。

新体操もその例外ではないが、まずは男子新体操で、OBたちが立ち上がった。

オンライン大会、と言っても、練習もままならない状況が続いていたため、新たに動画撮影することは禁止、とした上で活動自粛前に撮影された練習動画による大会を企画し、参加チームを募集したのだ。過去に撮った練習動画なので編集もOKという、なるべく多くのチームが参加できるようにという、競技経験者ならではの配慮もされている。

その「男子新体操OBカップ」が、本日(5/24)正午、いよいよ開幕する。

本日の開幕に先駆けて、この1週間は「エキシビション」として過去の名選手たちの演技動画を1~2本ずつ公開。

現役選手たちへのメッセージも添えられた名選手たちのエキシビションは、珠玉の企画だった。

 ↑エキシビションのトリを飾った小林翔選手(2009年インハイチャンピオン)の演技

※「男子新体操OBカップ」公式チャンネルはこちら。このチャンネルに出場チームすべての演技動画がアップされる。

審査員は全視聴者になる。

動画を見て、よいと思ったチームの動画に高評価をつけることで一票を投じることができ、優勝ほか各賞が決まる。

今回は、募集期間も5月上旬という、全国的に緊急事態宣言下というもっとも厳しい時期にあたっており、参加したい意思はあってもかなわなかったチームもあるだろうことを考慮し、第2回も想定しているという。

今年は、高校生もジュニアも大学生も多くの発表の場を失い、モチベーションを保つのが難しくなっている。

が、自分で決めた最後まで、競技をやり切ることの価値を誰よりも知っているOBたちがこうして立ち上がり、なんとか後進たちの力になろうとしていることは、頼もしい限りだ。

「男子新体操OBカップ」だけでなく、「全日本新体操オンライン演技会ONE」もすでに立ち上がっている。

こちらは、活動自粛が開けてからの開催を目指しており、オンラインで全国各地の体育館を繋ぎ、リアルタイムでの「オンライン演技会」を企画している。

 ↑ 「全日本新体操オンライン演技会ONE」の公式チャンネル

男子新体操のこの動きに、ぜひ注目してほしいと思う。

うまく軌道にのるようならば、男子だけでなく女子も、また体操競技やチア、ダンスなどさまざまな採点競技でも実施の可能性が出てくるのではないだろうか。

競技人口は決して多くない男子新体操だが、それだけに若い力を中心にこれだけの機動力があるということは、今回示すことができたように思う。

オンライン大会という試みは、まだまだ生まれたばかり、発展途上だ。しかし失敗を恐れることなく、まずはやってみて、徐々に改善を加え、輪を広げていくことができたならば、コロナにより、目標を奪われた多くの人たちを救うことができるかもしれない。そんな可能性を感じる。

本日(5/24)正午、未来を変える新しい大会の形をぜひ見届けてほしい!