【男女新体操】「オンラインでラジオ体操」が、新体操界を席巻中!

元「NHKテレビ体操のおねえさん」たちもオンラインラジオ体操講座を開催中!

本来なら、ゴールデンウィーク始まる!

と世の中がウキウキとしているだろう時期だが、今年はまるで様子が違う。

東京都知事のいう「STAY HOME週間」は、なにも東京だけの話ではない。今年は、全国的にこの連休は「STAY HOME」が合言葉だ。

そんな中、さまざまなオンラインイベントが企画、開催されているが、新体操界隈でにわかに盛り上がっているのが、「ラジオ体操」だ。

このブームの発端となったのは、元男子新体操選手たち。

青森大学在学中に団体選手として活躍していた渡辺剣史郎さんと井藤亘さんの2人だった。

男子新体操の普及・発展のために日頃から精力的に情報発信をしている2人が、「男子新体操の基本はラジオ体操だ!」という解説動画をYouTubeにアップ。それを見た松田陽樹さん(青森大学OB・2012年全日本個人チャンピオン)から、「みんなでやって広めてみよう」という提案を受けた。

記念すべき第1回は、4月14日、青森大学OBの4人で行った。

そして、第2回は倍の8人になり、現在の社会人チャンピオン・臼井優華さん(大垣共立銀行OKB体操クラブ)も参加。

そして、4月24日(金)に、「誰でも参加OK!」と呼びかけたところ、一気に30人を超える参加者で、ZOOMの画面がいっぱいになった! 誰が誰かわからないほどの盛況、だった。

「男子新体操の基本徒手はラジオ体操の動きと共通点が多いので、多くの人にとって身近なものなんです。その動きを体験してもらうことによって、男子新体操を広める発信に繋がると思い、最初に動画を出しました。

今の状況で家での時間が増える中で、ラジオ体操は、老若男女問わず気軽に取り組めるものです。これに参加することをきっかけに性別問わずいろんな年齢層に男子新体操に興味を持ってもらえればと思っています。」と言う井藤さん。

その思いはすでに多くの人に伝わり、3回目にして参加者爆増となった。

「本当に驚きでした。

Zoomのルームを開いたら一気に何十人もの人が入ってきていて。

こっそり感極まっていました。

感謝の気持ちでいっぱいです! もっと広げていけるよう頑張ります!」

第4回は、5月2日(土)に予定しているそうだ。(時間は未定)井藤さんのTwitterに告知が出るので、こちらをチェックしてほしい。

※井藤亘 Twitter  

男子新体操OBたちが始めたこの「オンラインラジオ体操」だが、ラジオ体操といえば、黙っていられない! と第3回に参入してきたのが、女子新体操OGたちだ。

2010~2017年、NHKのテレビ体操でアシスタントを務めていた押味愛里沙さん(東京女子体育大学卒)。アシスタント時代から現在に至るまで、全国ラジオ体操連盟の指導委員としても活動し、全国で行われるラジオ体操イベントにも数多く出演してきた。まさに「ラジオ体操の伝道師が、なんと第3回には参加している。

現在、押味さんは自身が代表を務める新体操クラブでの指導のほか、「おうちでラジオ体操」(かんぽ生命)でラジオ体操のポイントを、テレビ体操のお姉さんの後輩である五日市祐子さんとともにYouTubeで配信している。

また、外出自粛や学校の休校などで運動機会が極端に減ってきていることを受けて、4月5日からは、ZOOMによる「オンラインラジオ体操講座」をスタート。

オンラインラジオ体操
オンラインラジオ体操

※オンラインラジオ体操詳細

こちらのオンライン講座では、押味さんのストレッチクラス(有料)もやっているが、このラジオ体操講座はなんと無料!

少しでも多くの人の運動不足解消になれば、と、テレビ体操時代の同僚・小野梨沙さんと交代で、火曜~日曜の週6日、14:00~で行っている。

「ラジオ体操は、3分の中で、全身が動かせるように、動きも音楽も流れや強弱すべてが計算し尽くされている凄いものなんです。私もはじめは甘く見ていましたが、やればやるほど、これは凄い! と思いました。それでいて、老若男女みんなができる。日本の文化と言ってもいいと思います。

家から出られない今だかこそ、ラジオ体操、多くの人にやってもらいたいです。」と押味さんは言う。

また、男子新体操OBたちが立ち上がったときいて、「ラジオ体操ならまかせなさい!」とばかりに駆け付けた女子新体操OGは、彼女たちだけではなかった。

元女子新体操選手、コンテンポラリーダンサーの浅沼圭さん、自らが指導する新体操クラブでオンラインレッスンも行っている趙愛子さん(白土新体操クラブ)は家族で参加。

いすれもオンラインの恩恵を感じているだけに、この「オンラインラジオ体操」の盛り上げにも一役買おうという心意気が感じられた。新体操界全体が「ラジオ体操」を軸に盛り上がりつつあるのだ。

運動不足になりがちな外出自粛期間中、ラジオ体操が健康増進のためによいことは間違いない。

だが、こうしてオンラインでのラジオ体操に参加することにはそれだけではない意味がある。参加者が多ければ、多いほど、「自分だけじゃない。みんな頑張っている」というつながりを感じられる。

男子も女子も、「体を美しく、大きく動かすこと」に関しては新体操選手たちはプロだ。そのプロたちが全力で広める「ラジオ体操」、家で過ごす時間が長くなっている今だからこそ、ぜひ触れ、ぜひ参加してほしい。

<写真提供:押味愛里沙>