【男子新体操】会場を魅了する圧巻の演技で3年ぶり高校日本一に輝いた井原高校の演技のスゴイ中身

表彰式で優勝カップを掲げる井原高校(岡山県)の選手たち

やはり!

というべきか。

井原高校の演技は凄まじかった。

男子の出場校は23チーム。その18番目に登場した井原高校の演技は、始まる前から会場全体が固唾をのんでいるような空気の中で始まった。

次から次へと繰り出される、「初めて見た!」「男子がこれをやるなんて!」という技、動きの連続に、観客もおそらく審判も飲み込まれていくような、そんな感覚が会場に満ちていた。見ている方が、息をするのを忘れる、まさにそんな演技だった。

会場全体から聞こえてくるどよめきは、「これが井原か」という声にならない声に聞こえた。

表示された得点は、18.075。

もちろん、この時点でトップに躍り出る。そして、優勝候補の最有力だった神埼清明高校(佐賀県)、青森山田高校(青森県)とも、さすがの演技を見せたが、井原の得点を上回ることはできなかった。

大会前に井原高校に取材に行っているが、そのとき撮った写真の多くは、大会本番前に出すのは遠慮した。

写真を見ただけでも、今回の井原の演技の特異性が分かってしまうからだ。

※大会前の井原高校取材記事はこちら

大会を終えた今、改めて大会前の取材で撮った写真で井原の演技の「凄さ」を確認してみた。

真ん中の選手の開脚度が凄まじい!
真ん中の選手の開脚度が凄まじい!
全員がこれだけ後ろに反れる!
全員がこれだけ後ろに反れる!
最初の組み技の入りでは、選手の腕を持って振り回す。
最初の組み技の入りでは、選手の腕を持って振り回す。
振り回した後に肩上倒立に入るが、その形が普通じゃない!
振り回した後に肩上倒立に入るが、その形が普通じゃない!
そして、その倒立を飛び越える!!!
そして、その倒立を飛び越える!!!
座の姿勢からそのまま後ろ向きに宙返り
座の姿勢からそのまま後ろ向きに宙返り
脚を逆手で持つ横バランスは女子でも難しい
脚を逆手で持つ横バランスは女子でも難しい
変則的な形の三点倒立から
変則的な形の三点倒立から
一気に体を持ち上げて鹿倒立に入る!
一気に体を持ち上げて鹿倒立に入る!
倒立を止めたあと、美しく伸ばす
倒立を止めたあと、美しく伸ばす
後ろから1人の選手が飛び出してくるのもインパクトがある
後ろから1人の選手が飛び出してくるのもインパクトがある
この形、男子ではなかなかできないが、6人全員が揃ってやる!
この形、男子ではなかなかできないが、6人全員が揃ってやる!
以前は特に柔軟性のある選手だけがやっていたこの形を6人で見せる!
以前は特に柔軟性のある選手だけがやっていたこの形を6人で見せる!
演技終盤の組み技のトップでこのバランスを見せる
演技終盤の組み技のトップでこのバランスを見せる
そのままの形で宙に舞うサプライズ
そのままの形で宙に舞うサプライズ
ラスト近くでもこのポーズ
ラスト近くでもこのポーズ

写真ではとても伝えきれない井原高校の演技だが、高校総体は画像使用に非常に厳しい。

なかなか多くの人に見てもらう機会がないのが残念だが、じつは生でその演技を見るチャンスがすぐにある。

8月17~18日、岡山県のジップアリーナで行われる「井原カップ」。

ここで見ることができるはずだ。

※井原カップ情報はこちら

昨日の大会会場に居合わせた多くの報道陣からも「感動した」「動画を使いたい」という声が多くあがっていたが、

メディアもぜひ、この井原カップで、井原高校の演技を取材し、多くの人に届けてほしいと思う。

観に行って損なし。

取材に行って損なし! は間違いない。

<写真提供:清水綾子> ※練習風景は筆者撮影