【女子体操競技】団体金メダルの快挙! 畠田瞳は個人総合で予選首位通過!~第30回ユニバーシアード

個人総合予選首位通過の畠田瞳(写真はNHK杯のもの)(写真:西村尚己/アフロスポーツ)

エース・村上茉愛が故障のため、代表選考試合であるNHK杯を棄権し、世界選手権代表からも外れるという緊急事態にある日本の女子体操界にとって明るいニュースが飛び込んできた。

ナポリ(イタリア)で行われている第30回ユニバーシアードの団体競技で、団体金メダルを獲得したのだ。

チーム得点108.450は、2位のロシアとは1.00差。

女子がユニバーシアードの団体で金メダルを獲得したのは、2011年の第26回大会以来。

ユニバーシアード30回の歴史の中でも3回目という快挙だった。

前回大会(2017年・台北)では、団体は3位に終わっているので、嬉しいジャンプアップだ。

この快挙を牽引したのは、今回がユニバーシアード初代表の畠田瞳。

今年は、NHK杯でも2位と、しっかりメダル圏内に定着してきた畠田は、ユニバーシアードという国際大会でもいつも通りの安定感の演技を全うし、個人総合予選を首位通過。段違い平行棒、平均台で1位となり、跳馬以外の3種目で種目別決勝進出という充実ぶりだった。

また、昨年が苦しいシーズンとなっていた杉原愛子も、今回は個人総合で4位につけた。表現力に長けたゆかでは種目別2位にあたる高得点をマーク。また、団体優勝のかかった最終種目・跳馬でも落ち着いた美しい跳躍で14.100をたたき出すなど、団体優勝におおいに貢献した。

全日本選手権、NHK杯と今年は国内2冠を達成し、円熟味を増してる寺本明日香も、けっして悪くはなかった。ゆかこそミスがあったが、他の3種目はきっちりまとめ上げ、跳馬では14.550予選での最高得点を上げ、個人総合順位も5位まで上げた。4位の杉原とは僅差だったが、「1か国2選手ルール」のため、個人総合決勝には進出できず。

前回大会では個人総合2位となっているゲンのいいユニバーシアードだけに個人総合決勝に懸ける思いも強かっただろうが、この悔しさは、2位通過で種目別決勝に進出する段違い平行棒でぜひ晴らしてほしい。

この日の団体総合が個人総合と種目別の予選を兼ねているため、

7月6日(土)※日本時間では7日(日)になる。

に行われる個人総合決勝には、予選1位の畠田瞳、予選4位の杉原愛子が出場する。

また、7月7日(日)には種目別決勝が行われ、日本からは

段違い平行棒:畠田(予選1位)、寺本(予選2位)

平均台:畠田(予選1位)、杉原(予選5位)

ゆか:杉原(予選2位)、畠田(予選4位)

(注:跳馬は種目別決勝に進むためには予選で2本跳躍しなければならないため、日本選手は決勝進出の対象にならない。)

が出場する。

白井健三を欠いた男子代表、村上茉愛を欠いた女子代表、ともに不安視する声もあったが、ユニバーシアードにおいては見事にその不安を打ち消す活躍を見せている。

とくに女子は、畠田の躍進、杉原の復活がじつに頼もしく感じられる。

この勢いが、個人総合、種目別決勝と続くことを期待したい。

※第30回ユニバーシアード女子団体結果

※ユニバーシアード公式ライブストリーミング