【新体操】イオン勢の連覇か? ユース世代の新女王は誰だ?~第17回全日本ユースチャンピオンシップ

ユース初優勝なるか? 期待の山田愛乃(イオン)

本日(5月24日)より、高崎アリーナにおいて「第17回全日本ユースチャンピオンシップ」が開催される。

同大会は、女子は高校生のみが出場可能な大会で、地方予選などはなく出場できる全国大会だ。

今年は、259選手がエントリー。

かつては、高体連主催の大会のみが目標となっていた高校生たちにとっては、大きな目標となる大会であり、ジュニアからシニアへの移行期に新体操を辞めてしまうケースを減らす大きな原動力となってきた。

また、過去16回の大会で、連覇したのは、2013~2014年の河崎羽珠愛(イオン)、2017~2018年の柴山瑠莉子(イオン)の2回のみで毎年のようにチャンピオンが変わるエキサイティングな大会だ。今年は、前年女王の柴山が高校を卒業したため、誰が勝っても初優勝となる。

最有力候補は、4月の日本代表選考会で見事、アジア選手権の出場権を獲得した山田愛乃(イオン)だろう。このところ身長もかなり伸び、ますます演技のスケール感がアップしてきた選手。その表情豊かな演技はアピール度も抜群で、課題と言われていた技の数も一気に増やし、D得点を上げてきた。アジア選手権への勢いをつけるためにも、ぜひここでユースチャンピオンのタイトルは獲っておきたいところだ。

伸び盛りの飯田由香
伸び盛りの飯田由香

そんな山田にとって最大のライバルとなりそうなのが、3月の高校選抜では、山田を上回り初優勝した飯田由香(イオン)。競技選手としてのスタートが遅かったため、ジュニア時代は頂点には手が届かなかった選手だが、ここ数年、凄まじい勢いで伸びてきた「伸び率ナンバーワン」の選手だ。4月の代表選考会は前半種目だけ演技して、棄権。高校選抜のときも、脚にはかなりテーピングが目立っていたため、回復具合が気がかりだが、本来の力を発揮できれば、優勝争いに絡んでくる可能性は十分にある。

チャイルド時代から全国レベルで活躍していた安藤愛莉
チャイルド時代から全国レベルで活躍していた安藤愛莉

さらに、高校選抜では個人総合3位。キレのいい、アグレッシブな演技が持ち味の安藤愛莉(日ノ本学園高校)、高校選抜ではフープ1位とミスのない種目では爆発的な力を見せた宮岡柚季(ADACHI RG/駒場学園高校)など、高校選抜での活躍が目立った選手にも注目したい。

技のデパートのような演技が小気味いい宮岡柚季
技のデパートのような演技が小気味いい宮岡柚季

また、現在、日本は、ジュニアでも選抜団体を組んでアジアジュニア選手権大会に出場しているため、ジュニア団体で国際舞台を経験する選手も増えてきた。今大会出場者の中でも、小西野乃花(みやび新体操クラブ)、二木乃愛(WingまつもとRG/昭和学院高校)、鵜鷹くるみ(ヒューマンRG/クラーク記念国際高校)らが、ジュニア選抜団体経験者。その成長ぶりにも期待したい。

明確でハイレベルな身体難度が強みの小西野乃花
明確でハイレベルな身体難度が強みの小西野乃花

昨年のアジアジュニア選手権に個人選手として出場し、大健闘、全日本ジュニアでも山田愛乃に次いで2位となった前田奈穂(アリシエ兵庫/兵庫大学附属須磨ノ浦高校)、昨年の全日本ジュニアでは団体2位、個人総合4位とタフな活躍を見せた山田朱音(町田RG/光明学園相模原高校)、全日本ジュニア6位の堅田希颯(日ノ本学園高校)、4月のアジアジュニア代表選考会でも5位と健闘した鈴木希歩(常葉大学附属常葉高校)など、注目選手が目白押しだ。

昨年のアジアジュニアでは個人総合日本人最高位の前田奈穂
昨年のアジアジュニアでは個人総合日本人最高位の前田奈穂

新しいユース世代の女王は果たして誰になるのか?

そして、2016年の立澤孝菜(イオン)から続くイオン勢の連覇は「4」に伸びるのか?

注目したい。

※第17回全日本ユースチャンピオンシップ大会情報(出場選手・日程など)

<写真提供:清水綾子>