【AGG】国別対抗3位で日本が2年連続の銅メダル獲得!~AGG世界選手権2019

5位入賞のTeam JAPAN(写真は3月のMINAMO CUPのもの)

日本の新体操関係者が中心となって普及と強化を進めているAGG(Aesthetic Group Gymnastics)の世界選手権が、5月18~19日、スペインのカルタゲーニャで行われた。

日本からは、Team JAPAN、JWPEC AGG Team、Team Shoinの3チームが出場し、2日間にわたって行われた予選、決勝の結果、Team JAPANが5位、JWPEC AGG Teamが6位となった。また、参加3チームの合計得点で競う国別対抗では3位となり、銅メダルを獲得。

日本は昨年の世界選手権でも国別対抗で3位となっており、2013年から本格的に進めてきた日本でのAGGの強化は確実に実ってきたと言えそうだ。

今年のTeam JAPANの作品はストラビンスキーのかなり難解なイメージの曲を使用しているが、日本チームのきびきびとした動きにはよくマッチしており、少し不思議な、そして印象的な演技となっている。

▼Team JAPANの演技

JWPEC AGG Teamは、「トスカ」をドラマチックに踊り上げ、高さのある組みなども取り入れた、空間を大きく使う演技で、こちらも見ごたえ十分だ。

▼JWPEC AGG Team

AGGでは、先進国のロシア、フィンランドが日本の上にいる。しかし、新体操では日本よりも上にいるウクライナ、ベラルーシ、ブルガリア、イタリアなども出場している世界選手権で、日本が国別3位というのが、現時点での日本の位置だ。

この先、他国でもよりAGGの強化が進めば、また勢力図も変わってくる可能性はあるが、新体操で培った基礎力のある選手たちが、日本人らしい同調性をフルに発揮できるAGGは、日本人にはかなり向いた競技のように思う。

国内での普及活動は、まだ手探りの面もありながら、日本女子体育大学を中心に、今後も普及を進めていく意欲は十分だ。

国内でも「MINAMO CUP」という大会が設けらており、今年も3月に開催された。AGGの特徴でもある、世代別に細かく分けられたカテゴリによって8~14歳のチルドレン、ジュニア、シニアそれぞれの部門に全国から出場者が集まった。まだ大会規模としては大きくはないが、今後も継続して続けていくという。

新体操をやっているクラブ、学校はもちろん、これから始めようという子ども達にも、AGGは、入口のハードルが低く、取り組み易い。これからがおおいに注目される芸術スポーツだと言えるだろう。

参考までに、以下に、今回の世界選手権で優勝したロシアのチーム「MADONNA」の演技動画を紹介しておく。

これがAGGの世界トップの演技だ。

どんどん技が高度化し、演技が複雑になっている新体操に比べると、「表現」という点で自由度が高く、「鑑賞するスポーツ」としての魅力が非常にあることがわかると思う。

日本のAGGも、どこまでこの域に近づいていけるのか、期待したい。

▼MADONNA(RUS)

<写真撮影:筆者><映像:AGG HD>