【新体操】2020年後を担う伸び盛りのジュニア選手たちをチェック!~アジアジュニア代表候補<上>

アジアジュニア新体操選手権日本代表候補:糠谷葉月

今年の世界選手権、さらには来年に迫った東京五輪でのメダル獲得も期待される新体操日本代表「フェアリージャパンPOLA」。

メジャースポーツに比べると、やや地味な印象だった新体操だが、世界での順位も徐々に上がり、東京五輪も近づいてきたということで、かなりメディア露出も増えてきた。

明日(2/11)には、日本テレビの「今だから話します!平成最後にアスリート初告白SP」(19:00~)にも登場する。

新体操への注目度は、この20年間で間違いなく一番高まっていると言える。

たしかに、2004年のアテネ五輪後から、日本の新体操は着実に進化してきた。

当初は予算的にもかなり厳しい状況で、何が正解なのかも手探りで、とにかく必死だったと思う。

徐々に結果が出てくると、環境もかなり改善され、思い切った強化策もとれるようになってきた。

初期のフェアリージャパンメンバーから見れば、現在のフェアリーの置かれている状況は隔世の感があるだろう。

2020年に東京五輪が開催されると決まったときに、自国開催の五輪をどう迎えることになるか、一抹の不安も感じていたが、思った以上に「楽しみに」迎えることができそうで、とてもありがたいことだと思う。それは、一時期はどん底まで沈んだかに見えた新体操の強化をあきらめず、投げださず、しぶとく継続してきた関係者、選手たちのおかげだ。

しかし、2020年を楽しみにする気持ちと同時に、「その後はどうなるのか?」が気になっている。

現在の高校生くらいまでは、いわゆる「東京五輪世代」だ。自分が五輪に出るわけではなくても、同世代の選手たちが活躍するだろう「東京五輪」は、おおいにモチベーションアップにつながったと想像できる。

が、その下の世代はどうだろう。

子ども達、そして、親達、またスポーツを観戦する人達に、「新体操」は選んでもらえるスポーツになり得るだろうか。

少なくとも、2020年後を見据えての強化は始まっていると感じる。

とくに大きいのが「アジアジュニア新体操選手権」の存在だ。以前は、2年に1回など開催の間隔が空いていた「アジアジュニア新体操選手権」だが、2016年からは毎年開催されるようになった。

それに伴って日本のジュニアも、アジアジュニアを視野に入れた強化が行われるようになってきた。

2019年も6月に第18回アジアジュニア新体操選手権が開催予定で、日本からも例年とおり団体、個人とも出場が予定されている。

団体はすでにトライアウトを経て、選抜団体メンバーが選出されているが、個人に関しては、2018年11月に行われた全日本ジュニアの上位15人の選手たちが一次予選通過者。4月20~21日に行われる「新体操日本代表選考会」で代表選手を選出することになっている。

全日本ジュニア上位といっても、今年のアジアジュニアに出場する資格を有するのは、2019年12月に15歳以下の選手のみだ。つまりこの春に高校生になる選手(早生まれを除く)を抜いて繰り上げていくので、実際には、全日本ジュニアでは15位よりも下だった選手たちにもチャンスが巡ってくる。現時点では、全国に名前がとどろいている、までは言えないが十分な可能性とのびしろをもった選手にも、「日本代表」を勝ち取るチャンスがあるのだ。

ジュニア選手は伸び盛り。今までにない大きなチャンスを目の前にして、この半年間で驚くほど伸びる選手がいるんじゃないか。

そんな期待が膨らんでくる。

そして、彼女たちこそは、2020年後の日本の新体操を牽引していく存在になっていくのではないだろうか。

いや、なってくれないと困る、のだ。

2020年過ぎたら急速に廃れる、新体操がそんなスポーツにならないために。

これからのジュニア選手たちには、おおいに期待し、注目していきたい。

【第18回アジアジュニア新体操選手権 日本代表一次予選通過者その1】

●泉 優笑(Rin新体操クラブ/熊本県)

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●山坂心乃(鹿実RG/鹿児島県)

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●村国野乃花(札幌MEG.RGクラブ/北海道)

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●岡本彩花(すみれRG/大阪府)

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●糠谷葉月(アンジュ/城南静岡中学校/静岡県)

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●高橋ひより(観音寺RG/香川県)

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<写真提供:清水綾子>