本日開催! 日本勢の活躍に期待大!~体操ワールドカップ東京大会

2017年12月豊田国際のゆかでワンツーフィニッシュの村上茉愛・杉原愛子

本日、東京体育館において「2018体操ワールドカップ東京大会」が行われる。

ワールドカップが日本で開催されるのは、2013年以来。海外の有力選手の演技を日本で見ることのできる機会は少ないので、体操ファンのみならず注目が集まっている。

前回の2013年大会では、男子は、リオ五輪で内村航平選手と死闘を繰り広げたオレグ・ベルニャエフ(UKR)が個人総合優勝。日本選手では加藤凌平選手(当時順天堂大)が準優勝。女子では、寺本明日香選手(当時レジックスポーツ)が個人総合優勝している。

今回、日本からは、男子・白井健三選手(日本体育大)、谷川航選手(順天堂大)、女子・村上茉愛選手(日本体育大)、杉原愛子選手(朝日生命)の4選手が出場する。

リオ五輪にも出場し、昨年の世界選手権では日本の女子体操の歴史を変える金メダルを種目別ゆかで獲得した村上選手は、ゆかだけでなく、4種目総合での力も着実につけており、今大会では優勝の期待もかかる。

村上茉愛(日本体育大学)※2017豊田国際にて撮影
村上茉愛(日本体育大学)※2017豊田国際にて撮影

杉原選手も、平均台での脚持ち2回ターン「スギハラ」という新技も認定された力のある選手で、村上選手以上にオールラウンダーとしての安定感があり、どの種目でも大崩れすることがない。大学生になり、持ち前の表現力にも磨きがかかってきており、今年は村上にも一矢報いる活躍が期待される。

杉原愛子(朝日生命)※2017豊田国際にて撮影
杉原愛子(朝日生命)※2017豊田国際にて撮影

昨年12月に行われた豊田国際では、そろってゆかに出場し、村上1位、杉原2位となっている。このときの再現を東京体育館で見ることができるか。期待したい。

2017豊田国際ゆかの表彰式
2017豊田国際ゆかの表彰式

男子では、昨年の世界選手権で個人総合3位と、「ゆかと跳馬のスペシャリスト」から「世界に通じるオールラウンダー」へと変貌を遂げた白井選手に金メダルの期待がかかるが、白井選手は、今年3月に行われた「ワールドカップ・アメリカ大会」で、個人総合6位と白井としては久々の苦杯をなめた。しかし、そんな経験も「課題がたくさん見つかった」と前向きに受け止められるポジティブさが白井の強さだ。

公式練習のゆかでは、出場選手や指導者も、みんな動きを止めて見入ってしまうほどのパフォーマンスを見せているとの情報もあり、地元開催でもある今大会はおおいに期待できそうだ。

平行棒、鉄棒も進境著しい白井健三(日本体育大)※2017豊田国際にて撮影
平行棒、鉄棒も進境著しい白井健三(日本体育大)※2017豊田国際にて撮影

谷川選手は、昨年、日本代表として世界選手権に初出場。予選でゆか、つり輪、平行棒に出場し、種目別決勝進出こそは逃したが、平行棒11位、つり輪15位と存在感を示した。谷川は、オールラウンダーとしては同級生の白井を凌駕し続けてきた。高校生のときの白井は、谷川のことを「なにをやっても勝てない相手」と評している。今大会は6種目すべてに出場するため、谷川の真骨頂である「オールラウンダーとしての強さ」を見せつける絶好のチャンスといえる。

豊田国際で優勝した谷川航(順天堂大)の平行棒※2017豊田国際にて撮影
豊田国際で優勝した谷川航(順天堂大)の平行棒※2017豊田国際にて撮影

今大会には、海外からも、昨年の世界選手権跳馬ファイナリスト・DALALOYAN Artur(RUS)、鉄棒の大技ブレッドシュナイダーで有名なBRETSCHNEIDER Andreas(GER)、リオ五輪個人総合7位・MIKULAK Samuel(USA)など有力選手が出場しているだけに、白井、谷川といえど楽な戦いではないが、あるいは白井にとっての最大のライバルは谷川航、なのかもしれない。

2017豊田国際平行棒の表彰式
2017豊田国際平行棒の表彰式

ワールドカップ東京大会の様子は、テレビでも放映される。

<地上波 日本テレビ>※関東ローカル

4月14日(土)15:30~17:00

<BS放送 BS日テレ>

4月14日(土)19:00~20:54

<CS放送 日テレジータス>

4月22日(日)13:15~18:00

また、今大会を契機に、日本体操協会がTwitter、Instagramをスタートしており、海外の選手たちの到着から公式練習などの様子、インタビューなど詳細な情報を発信している。

※日本体操協会公式Twitter、Instagram開始のお知らせ

以前は、情報公開やPRに対して、熱心とは言い難かった日本体操協会だが、2020東京五輪に向けて着実に変化してきていることが感じられる。今まででは考えられないようなレアな情報も、日本体操協会というこの上なく信頼できる情報源から発信されることになったことは、多くの体操ファンにとって福音であり、選手、関係者にとっては励みになるに違いない。

今までの「日本体操協会」のイメージを大きく覆す、情報発信ぶりにもぜひ注目してほしい。

<写真撮影:椎名桂子>2017豊田国際のもの