皆川夏穂(イオン/大原学園高校)、リオ五輪出場枠獲得!

個人総合決勝Bグループ3位となり、五輪枠獲得を決めた皆川夏穂

早川さくら(イオン/日本女子体育大学)と皆川夏穂(イオン/大原学園高校)がそろって出場した第34回世界新体操選手権の個人総合決勝Bグループ(予選13~24位)は、最後の最後まで順位も五輪枠の行方もわからない大混戦となった。

2時間半の間に4種目をローテーションするという苛酷なスケジュールで行われる個人総合決勝。

日本時間では、9月11日の23時に競技が始まった。

皆川夏穂は、1種目目のリボンは予選同様の素晴らしい出来で、17.533をマークし、1種目終了時は3位という幸先のいいスタートを切った。しかし、2種目目のフープでは演技序盤のMGターンでつぶれるという痛いミスが出る。ミスのわりには、16.900とまずまずの得点を得るが、ブルガリア、ウズベキスタンの選手らも上がってきて、2種目終了時点では5位。

Aグループに上位の12人がいるため、五輪枠獲得の条件である15位以内に入るためには、Bグループで3位以内には入らなければいけないことを考えると、5位はかなり厳しい位置だった。しかし、この時点で得点差がほとんどなく、1つでも高い得点が飛び出せば逆転の可能性は十分にあった。が、逆に言えば、逆転される可能性もあった。

17.700をマークした皆川夏穂のボール
17.700をマークした皆川夏穂のボール

そんな状況で迎えた3種目目。予選では、細かいミスが多く出てしまったボールで、皆川は、予選での悔しさを晴らすような会心の演技を見せる。得点も17.700という高得点が飛び出した。

これで勢いに乗った皆川は、4種目目クラブでも、ややひやりとするところはありながらも、落下はなく、明るい曲にのせて、弾けるような演技を見せ、17.266。最終的に、4種目合計得点を69.399とし、Bグループの3位となった。

Bグループのトップは、VLADINOVA Neriana(ブルガリア)、2位にHALKINA Katsiaryna(ベラルーシ)、3位の皆川に続く4位がNAZARENKOVA Elizaveta(ウズベキスタン)で、リボンとフープで落下のあった早川さくらは、5位となった。

この結果、Bグループの3位までに五輪枠当確となった。万が一、Aグループ下位の選手が極端に得点を落とした場合は、Bグループの4位、5位がトップ15に入る可能性もなくはないが、それはまずないだろう。

今大会では、皆川は五輪枠を獲得、早川は惜しくも枠を逃すと明暗を分けたが、その差はわずかだ。

日本のリオ五輪個人出場枠「1」を、これからはこの2人で争うことになるが、その切磋琢磨がさらに2人を成長させるに違いない。

どちらが出場することになったとしても、リオ五輪にはおおいに期待できそうだ。

※9月15日追記

「テストイベント」の出場資格に誤認があり、日本からテストイベントには出場できないということを、本日(9/15)確認しました。

そのため、この記事の最後の部分を修正いたしました。誤った情報を発信してしまい、大変申し訳ありませんでした。

<写真提供:末永裕樹※壮行会、2014年イオンカップのもの>