早川14位、皆川18位に浮上!~第34回世界新体操選手権2日目

フープで17.416をマークし、暫定順位を18位に上げた皆川夏穂

ドイツ・シュッツトゥガルトで行われている第34回世界新体操選手権の2日目、日本人選手が躍動した。

美しく力強い「月光」を披露した皆川夏穂
美しく力強い「月光」を披露した皆川夏穂

先に登場した皆川夏穂(イオン/大原学園高校)は、ベートーヴェンの「月光」から「運命」へとつながる重厚感のある曲で、大人びた雰囲気の演技を披露した。落下などのミスがないことはもちろん、この種目での皆川は、難度も非常に正確で、ピルエットも終末まできっちりまわり切って見せた。さらに手具操作にも迷いがなく、思い切りのよい投げ受けのほか、フープの回しの速さなども際立って見える好演技で、「優雅さと力強さを見せたい」と言っていた狙いとおりの演技ができていた。この演技で、皆川は17.416という高得点をたたきだした。

早川さくらの持ち味全開となったフープ
早川さくらの持ち味全開となったフープ

続く早川さくら(イオン/日本女子体育大学)も、「恋」がテーマだというボーカル曲にのせた女性らしさ漂う作品を、見事なノーミス演技で魅せた。山崎浩子強化本部長が言い続けていた、「ノーミス演技のときの早川には表現しがたい魅力がある」という言葉そのものの圧巻の演技を、早川はこの大一番でやり切った。演技中盤では、バックル(つま先を頭につける形)でのターンという新しい技も取り入れ、芸術性、技ともに高いレベルを感じさせ、17.500。フープ単独での順位は10位で、8位までに出場権利がある種目別決勝にあと一歩という大健闘だった。

フープでの健闘で、暫定順位を早川は14位、皆川は18位まで上げ、上位24選手によって行われる個人総合決勝進出の可能性が濃くなった。

今日からは後半2種目が行われるが、日本選手は、リボンに登場。この種目からは、河崎羽珠愛(イオン/植草学園高校)も出場する。

世界選手権は、3種目の合計得点による上位24選手(1か国2名まで)が決勝に進出する。4種目演技する選手の場合は、4種目のうちの高いほうから3種目の得点が採用される。早川、皆川は、初日のボールで得点がやや伸びなかったが、後半種目で高得点を出すことができれば、もっとも低い得点はカットすることができるため、後半種目での健闘に期待したい。

前半2種目を終えたところで、各種目の上位8選手による種目別決勝が行われ、フープは、Mamun Margarita(18.950)、ボールは、Kudryavteva Yana(19.025)が優勝した。

<写真提供:末永裕樹※壮行会のときのもの>