Q. Slackの1社あたりの平均ユーザー数は?

Q. Slackの1社あたりの平均ユーザー数は?

A. 平均17ユーザー。

日本でも利用している方も多いかと思いますが、ビジネス用のメッセージングサービス、SlackがついにIPOを申請しました。

SlackのIPOは、ダイレクトリスティングと呼ばれる方法で、新株を発行せずに上場すると言うパターンです。

今回は2回に分けて、SlackのSaaS企業としての詳細を分析していきたいと思います。SaaSの分析と言えばこの人、Tomasさんのブログと合わせて、紹介していきます。

FORM S-1 Slack Technologies, Inc.

BENCHMARKING SLACK'S S-1: HOW 7 KEY METRICS STACK UP

http://bit.do/eST7k
http://bit.do/eST7k

初めに、Slackはアメリカ発のサービスではありますが、すでに半分以上のユーザーがアメリカの国外から利用しているという、非常にグローバルなサービスになっています。

この地図にある通り、150以上の国から、60万以上の組織で利用されており、DAUは1,000万人を超えるという、非常に巨大なサービスです。

 https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1764925/000162828019004786/slacks-1.htm
https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1764925/000162828019004786/slacks-1.htm

この会社は決算期が1月末ですが、2009年の1月期において売上は約$400M(約400億円)、営業利益が△$154M(約154億円)と、まだまだ赤字が大きい会社ですが、売上はYoY約2倍で成長しています。

SaaS系のIPOとしては(売上規模で)巨大

https://tomtunguz.com/slack-s-1-analysis/
https://tomtunguz.com/slack-s-1-analysis/

IPOがどんどん後ろ倒しになり、IPO時点での売上が巨大化する傾向にはありますが、その中でも Slackは、SaaS企業として非常に大きな売上を誇った状態で IPOをしていることになります。

Slackの$401M(約401億円)というIPO時点での売上と比べると、Atlassianの$319M(約319億円)というのは小さく見えてしまいます。

Slackはとてつもないスピードで成長したことは間違いありませんが、焦ってIPOをしたというよりは、十分な売上を作ってからIPOをしていると見るのが正しいと言えるでしょう。

1社あたり平均17ユーザー

冒頭のクイズでも書きましたが、Slackの一社あたりの平均ユーザー数はどの程度なのでしょうか。

During the three months ended January 31, 2019, our daily active users exceeded 10 million. As of January 31, 2019, Slack had more than 600,000 organizations with three or more users, comprised of

この記載によると、DAUが1,000万人以上、3人以上のユーザーがいる顧客数が60万社とありますので、一社当たりの平均は17ユーザーということになります。

DAU: 1,000万人

3人以上のユーザーがいる顧客数: 60万社(無料顧客含む)

=> 1社あたり平均17ユーザー

もちろん一社あたりのユーザー数は大きなばらつきがあると思いますし、少人数の組織から大企業まで幅広い顧客を抱えるトラックではありますが、メッセージングサービスとして十分なネットワーク外部性を効かせていくには、このくらいのユーザー数が必要だということなのだと思います。

以下では、SlackのSaaSビジネスとしての主要なKPIを一つずつ見ていきたいと思います。

この記事は、SaaSビジネスを担当されている方、継続課金型のビジネスを提供されている方、メッセージング系のサービスを担当されている方に役立つ内容になっています。

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・KPIその1: 顧客あたりの平均年間売上

・KPIその2: 有料顧客数

・KPIその3: Net Dollar Retention

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