Fintechの「横綱」SBIの決算から学ぶの仮想通貨ビジネスの全て

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今日の記事ではSBIホールディングスの決算資料の中から、特に仮想通貨まわりのビジネスを詳しく見ていきたいと思います。

SBIの決算資料は、なんと170ページもある超大作でFintechビジネスのあらゆる要素が詳細に記載されており、一言で言うと、とても勉強になる教科書のような資料だと思いました。

2018年3月期 SBIホールディングス株式会社 決算説明会

はじめにSBIホールディングスの全体像を見ていきたいと思います。

http://www.sbigroup.co.jp/investors/library/presentation/pdf/presen180426.pdf
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2018年3月期の1年間で売上はYoY+28.7%の3,370億円、税引前利益は+66.5%の718億円と、どちらも非常に大きな伸びを見せた1年となりました。

一般的にFintechのビジネスの中でも証券業は景気変動が大きく、今のように景気が良い局面においては売上・利益ともに上振れしやすい傾向にありますが、それにしても凄まじい規模感、そして成長率だと言えるのではないでしょうか。

http://www.sbigroup.co.jp/investors/library/presentation/pdf/presen180426.pdf
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SBIグループは三つのセグメントからなっています。

一つ目の「金融サービス事業」というのは、証券業や銀行業保険業などのいわゆるコンシューマ向けのサービスになります。

二つ目の「アセットマネジメント事業」というのは、ファンド投資など預かったお金を運用するビジネスになります。

このスライドの中に「過去最高」と言うスタンプがいくつか見られるように、この二つの事業とも大きく飛躍しているのが よくご理解いただけると思います。

ちなみに、三つ目の事業は「バイオ関連事業」です。天然のアミノ酸に特に注力して医療品や健康食品、化粧品を開発しグローバルな展開を目指している事業と、バイオ系のベンチャー企業への投資を行っています。

金融サービス事業

金融サービス事業の内訳を簡単におさらいしておきましょう。

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はじめにSBIのコア事業とも言える証券ビジネスですが、口座数、預かり資産残高、営業利益のどれをとっても二番手の楽天証券の2倍程度となっており、盤石な地位を確立していることが窺えます。

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金融サービス事業の中で二つ目に特徴的なのが、銀行業の「住信SBIネット銀行」ですが、こちらもインターネット専業銀行の中ではナンバーワンの地位を確立しており、少なくとも現時点では他社の追随を許さないペースで伸びていると言えるでしょう。

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金融サービス事業の中で比較的新しいビジネスとしてあげられるのが、「保険事業」になります。

最近では楽天グループも保険事業を買収したりしていましたが、SBIはそれ以前から5つの保険会社を傘下に持っています。

保険事業全体でも税前利益が前年同期比+20%以上のペースで成長しており、こちらも成長スピードとしては申し分ないと言えます。

モバイル最適化も完了

SBIグループがこのようにコンシューマー向けのFintech事業で盤石の地位を築けている一つの大きな要因は、「スマホ対策が上手である」という点にあるでしょう。

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すでにモバイル端末の利用がPC端末の利用を超えており、スライドの右側にある通り主要なサービスのトランザクションの過半数がスマホから行われています。

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既存のサービスをスマホ対応にするだけではなく、このスライドにあるようにモバイル専用の銀行アプリをジョイントベンチャーで設立する予定であるなど、ユーザーの利用デバイスの変化に迅速に対応していくサービス開発力がこれだけのマーケットシェアを獲得する至る強みとなっていると言えます。

ノンコア事業は複数のパートナーと提携

スマホ対応が迅速に行えたというだけでなく、日々新たに出現する新しいテクノロジーを積極的に自社の経済圏に取り込むことにも長けています。

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例えば、「ロボアドバイザー」というようなサービスは自社で提供するのではなく、より機動力が高いスタートアップと提携をしています。

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また、買い物の際のおつりを自動的に投資する自動貯金サービスなどもAPI連携を通じて積極的に取り入れています。

こうしたスタートアップとのパートナーシップの事例を見てみると、一社とだけ提携するのではなく、同じようなサービスを提供する複数のスタートアップとほぼ同時にパートナーシップを結んでいる点が特徴的です。

複数のスタートアップと提携することで、一社だけに依存するというリスクをヘッジできます。

スタートアップ側から見ると、できればSBIと独占パートナーシップを結びたいわけですが、SBIの顧客基盤が圧倒的に大きいため、SBIがそのような独占パートナーシップを結ばせてくれないのだと考えられます。これはSBIから見れば非常に有利な条件になっているとも言えるでしょう。

SBIグループの仮想通貨事業の全体像

さて、前置きが長くなってしまいましたが、この記事の本題である「仮想通貨事業の様々なビジネス」をSBIの決算資料から勉強していきたいと思います。

http://www.sbigroup.co.jp/investors/library/presentation/pdf/presen180426.pdf
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このスライドにあるように、SBIの中に「SBIデジタルアセットホールディングス」という仮想通貨関連の事業を管理する中間会社があります。そしてその下にマイニングや取引所、投資助言業や投資業といった様々なビジネスがぶら下がっていることになります。

以下では、これらの仮想通貨関連のビジネスを可能な限り詳しく見ていきたいと思います。

冒頭にも書きましたが、この170ページにも及ぶSBIの決算資料はおそらく現時点で仮想通貨関連ビジネスを日本語で勉強するには最も適した教科書だと言えるでしょう。

この記事は、仮想通貨関連の事業を担当されている方、仮想通貨関連でどのようなビジネスがあり得るのかを詳しく知りたい方、Fintech系のビジネスを担当されている方に最適な内容になってます。

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