中国や韓国からの

留学生がコーヒーを

飲みながら言っていました。

「ああ、日本にやってきて

国の受験体制の順位付けから

自由になれた感じがする」と。

もちろん、母国の人の中には

「あいつは、脱落した」とか

悪口を言う人もいるでしょう。

でも、違う文化圏の中で

毎日を過ごすようになると

そんな声も気にならなくなる。

それよりも、

修士論文の構成について

真剣な眼差しになるのです。

初めて受験勉強ではない

「学問」の楽しさが

分かってくるというのかしら。

「先生、数百年前に

もうそうしたことは

言われていたのですね」

「いやいや、

あなたの母国では

1000年前、あの人が

既に語っていたよ」とか。

彼らは、本当に楽しそうです。

もちろん自分の知的限界を感じて

苦しくもあるのでしょうが。

ここには、ランキングに関係のない世界が。

ランキングを気にする人は

「当事者」ではないのです。

その「まっただなか」に入っていない。

ただ、周辺部をぐるぐると回って

高い山を見上げながら

「不安」を抱えているだけ。

ランキングから自由に

なるためには

どこでも良いから「山道」を

登り始めること。

もちろん、山に登らなくても良い。

ただ、大平原で寝転んで

高い空を見上げるだけでも十分だ。