「スピーチ思考」は、電車の10分でもできる。

考えなければいけないな、と思っていることがあります。

でも、考えるのは、面倒くさいな、とも思っています。

そんなときに、とてもラクにできる思考法です。

通勤通学の電車の中で、しゃべりながら考えるのです。

もちろん、声に出してはいけませんが。ともかく、頭の中で

人前で話をする感じで考えを進めるのです。

声には出さず、口の中だけで舌を動かせる人は、どうぞその方法で。

ともかく、その問題について語り始めるのです。

「この問題には、3つの側面があります」とでも、ともかく、

でたらめに話し始めます。ここで、「3つ」に意味はありません。

でも、たいてい、3つの側面はありますよね。

トッカカリというものは、いい加減でいいのです。

頭の中で、自問していると、3つくらいは浮かんできます。

ほら、思考が回り始めました。

隣の駅に着く間に、3つの側面を思いつくはずです。

「3つの側面とは、AとBとCです」と声に出さないスピーチをしていると

いや、そうじゃなくて、「AとBとDだ」と新しい考えが浮かんできます。

こうして、何駅かを過ぎた頃には、「考えの骨格」ができてくる。

心の中で話しながら考える「スピーチ思考」のいいところは、

話のつじつまがあわない場面、つまり、論理の矛盾点も自分でわかること。

そこで、また、思考が進みます。しゃべって考えていますから、

そのまま、会議の場でも、プレゼンテーションに出ても、動じません。

いってみれば、自問自答のイメージ・トレーニングでもあります。