衝撃の結婚発表から1年 LiLiCoさん「いま幸せ。でも人生、何が起こるかわからない」

どんな質問にも明るくユーモアを交えて答えてくれたLiLiCoさん 撮影:石田健一

昨年4月、純烈の小田井涼平さん(48)との結婚を公表したタレントのLiLiCoさん(48)。ハッピーオーラを振りまきながら、新婚生活や夫との出会い、結婚の決め手などを明かしてくれた。

――夫婦生活はどうですか。幸せですよね。 

「すごく幸せ。毎日充実してます。自分のことだけじゃないから。誰かを守りたい、応援したい、支えたいという気持ちは子供の頃からあるので」

――LiLiCoさん、面倒見よさそうです。

「よく言われる(笑)。毎朝、ご飯を作ってから主人を起こしてます。地方出張が多いので、早い時は午前2時起き。寝なきゃよかったって思う」

――すごい!どんな朝食を?

「サラダ、トースト、ヨーグルト、コーヒー。朝は普通ですよ。主人はそもそも朝食を摂らない人で、それでクラクラするって言うから、それは体に悪いと。今はしっかり摂ってます」

47歳同士で出会って結婚。写真:事務所提供
47歳同士で出会って結婚。写真:事務所提供

――支える生活になって一番幸せなことは?

「純烈が売れたことかな。紅白歌合戦にも出られたし。今まで男性と付き合うと面倒見すぎてマネージャーになってたけど、今回は支えながらも放っています。私も10代で演歌歌手デビューして、地方を回っていました。同じ経験があるから、夫のことは理解できる。連絡がなくても、何をしているのかわかるんです」

――ご夫婦とも忙しいですよね。

「私の方が忙しいわよ(笑)。1日に3~4現場あるし休みもない。ただ、純烈は地方公演が多いから、そのぶん向こうの方が遅く帰ってくる」

――夜もご飯を一緒に?

「それはないです。主人の帰宅は24時ごろなので。でも毎日一緒に寝ていますよ」

最初から「この人ときっと結婚するんだな」と

――小田井さんとの出会いについてうかがいます。きっかけは番組『ノンストップ!』でしたよね?

「純烈を初めて見たのが2017年1月。番組のVTRでした。注目のグループという紹介だったけど、正直知らなくて」

――最初に何か感じるものはあったんですか?

「みんな『私の一目ぼれ』と言うんだけど、タイプじゃないから違うんです。ただ、『この人ときっと結婚するんだな』という勘はあった。『この人とつながっている』と」

――何か運命的な。絆を感じた?

「そうそう。あるじゃないですか、記者の方でも。この人と気が合うな、友達になるな、何でもしゃべってあげよう、みたいな」

――でもタイプではなかったんですよね? 

「そう。でも、『ヒゲありの小田井さんならいいな』とスタジオでは言いました」

気が合う人、つながりたいと思う人はすぐに感じ取れるというLiLiCoさん
気が合う人、つながりたいと思う人はすぐに感じ取れるというLiLiCoさん

――その後、どう接近していったのですか。

「CS番組の『演歌男子。』で共演することになったんです。私が司会で、出演者のリストを見たら純烈がいて。『あの人に会えるんだ』って少しワクワクしました。楽屋で「私もボケるし突っ込むから、遠慮はしないで。タックルしても全然OK」とか話して、純烈からも挨拶されて。でも唯一、私としゃべらなかったのが小田井さんだったんです」

――それは気になりますね。

「挨拶が終わって、知らないおじさんとずっとしゃべっていたの。そのとき、やけに居心地がいいなと思ったら、小田井さんがすぐ後ろに立っていたんですよ」

――心地よいと思ったら、小田井さんがそばに。

「そう、そう。エネルギーがビーッと」

――それで話しかけたんですか?

「はい。『この前、ヒゲありの小田井さんがいいとか言ってすみません』『いや、ありがとうございました』と。そしたらそのおじさんが、『2人は結婚したほうがいいよ』と言うんですよ」

――えっ、唐突に? 

「そう。それで私たちも大人だから、『ありがとう』とか言って」

――それはお互い意識しますよね。

「うん。それで『今度みんなでご飯に行きません』と声をかけて」

188センチと168センチの長身カップルの2人。「身長差はすごくいい」と。写真:事務所提供
188センチと168センチの長身カップルの2人。「身長差はすごくいい」と。写真:事務所提供

――LiLiCoさん的には結婚はアリでした?

「アリでした。嫌な雰囲気が一つもないので。でもいい歳だから結婚していると思った」

――その時に連絡先を交換した?

「それが番組の後、次の予定があって。走って帰ろうとした時、女性スタッフに『小田井さんに私の電話番号を渡して』と託しました。後で聞くと、その女性が震えながら『渡さなかったら私はどうなるか分からないので、受け取ってください』と言ったみたい。主人もたまに思い出して、『すげえ顔をしていたよ』って笑うの」

――でも、その人のおかげで。

「そうなの。その夜に電話が来て、『ちょっとでも時間できたら、ご飯行きましょうね』と言ってくれたので、『そうね』と」

――LiLiCoさんは割とパッと連絡先を渡すんですか。

「私は渡しますね。本当にその人と友達になりたいと思ったら」

――小田井さんとはつながりたいと。

「すごく誠実でしゃべり方がゆっくりで、ユーモアもあったから」

――見た目もお似合い。身長も168センチと188センチ。

「身長差はすごくいいなと。なかなかあんな大きな男性はいないしね」

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2人きりの食事

――実際に食事をしたのは?

「1カ月も経ってないかな。結局、2人きりで会って。いいなあ、どんな人なのかなあとは思っていたけど、どうしても付き合いたいというわけではなくて。自分が落ち着いていたのが今思うと面白いなと」

――どんな会話を?

「いつもなら私が、テレビと同じサービス精神でしゃべりまくって、面白いねと言われるんだけど、彼は一度もLiLiCoとして見なかった。それは今でも感謝してて。他の人なら、『ブラッド・ピットってどんな人?』『生涯ベストワンの映画は?』とか必ず聞いてくる。私はそこで冷めちゃうんです。この人の前ではLiLiCoでいなきゃいけないんだと。でも彼は全然」

――ではどういう話を?

「私が演歌歌手だったときに回った健康ランドの話とか。『ギャラはあの頃3万円だった』『今も一緒だよ!』とか」

――同志とか、同級生みたいな話ができたんですね。

「はい。でも昔の女の話もしてきたので、私に興味がないんだって思った。そこで逆に楽になったの。この人には無理しなくてもいいや、楽しく飲んで帰ろうって。どうせ私がご馳走するし」

――ご馳走する気で?

「もちろん。私が呼び出したし、お店も予約したから。私、3分あればどんな人数でもセッティングできるのが特技なの」

――そのときは勝負店を?  

「ではないけど。博多料理の素敵なお店。個室がたまたま空いてて」

――でも小田井さんはなんでまた昔の彼女の話をしたんですかね。

「『全部知ってほしかった』みたいなことを、後で言っていたけど」

七夕の短冊で告白?

短冊に2人の願いをこめた。写真:GYRO PHOTOGRAPHY/アフロイメージマート
短冊に2人の願いをこめた。写真:GYRO PHOTOGRAPHY/アフロイメージマート

――で、その日は何か進展はあったんですか?

「七夕の1カ月前で、お店の人が『短冊に願い事を書いてください』って。そういうの、私は超苦手で。少し考えていたら、彼から書き始めちゃって。覗いてみたら、『LiLiCoさんとチューできますように』って。何だこいつと(笑)」

――すごいアプローチですね。

「そんなの書かなくてもできるわよって、その場でチューした(笑)」

――すぐ叶いましたね。

「叶った(笑)」

――LiLiCoさんは何と書いたんですか。

「『小田井さんと付き合えますように』って。だけど翌日、猛ダッシュで短冊を奪い取りましたよ。LiLiCoって名前書いちゃったから。誰かに見られたらヤバいと」

――その夢が叶ったのは?

「短冊を書いた日です。そのまま付き合いました。初めて純烈のVTR見てから、約5カ月」

――その頃、LiLiCoさんは婚活とかしていました?

「何もしてない。『彼氏作らないの?』とかよく言われたけど、実はすごく仕事で疲れていた時期で」

――今は無理という時期に付き合ったのは、よほど心にスッと来たんですね。

「そうなんですよ。彼のためならと思える自分がいて。彼が家に来るならお掃除したいと。それまで忙しくて、玄関にも衣装があった。部屋をおしゃれにキレイにというのは、彼がさせてくれたんです」

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深夜に突然……

――デートする時間はあったんですか。

「はじめは忙しくて全然。仕事は大好きだけど、一回、本当に今日心臓が止まって死ぬかもしれない、明日起きられないかも、もう仕事したくないし、このまま寝るというメッセージをLINEで送ったことがあって。そしたら夜中1時にピンポーンって。モニター見たら、彼が立ってて。あれっと思ってドアを開けたら。『頑張って』と、ハグだけして帰ったの」

――何それ、素敵すぎる。

「だからこんな素敵な人にわがまま言っちゃいけないって思いました。彼も翌朝早かったのに、泊まらずに自分の家に帰っていったの」

――すごい!付き合ってどれくらいの時期に?

「3カ月かな。それから少し経って一緒に住むようになって」

――そして結婚することに。決め手は?

「ひとりの人間として見てくれたこと。もちろん、彼が素敵な人というのが前提にあるけど。ちゃんと仕事をしていて、わがままを言わない。変なプライドもない。いつもきちんとしている。出張のときのカバンの中が整理整頓されていて、すごくきれいなの。手もきれいだし」

――尊敬できたんですね。仕事面でも生活面でも。

「物事を知っているな、とも。でもすぐ言わずに、説明するでもなく、会話を広げていける面白さがあって」

――相当ハイスペック。仕事ができて、真面目で物知りで、ひけらかさないで、話を広げられるトークスキルもあり、夜中にピンポーンと来てくれる。

「それは計算外だけどね(笑)。『こういう人がいるんだ』と驚きました。もう一つポイントは、主人は、私と同じ目で芸能界を見ているんですよ。年齢も年齢だから、冷静に自分のキャリアを見てる。今後何ができるかと」

――現実を知っていると。

「そう。私もノリでやっているように見えて考えているから。プロデューサー目線もあるんだなと思って」

ご主人からプレゼントされたお気に入りのスマホケース。「いつもさりげなく贈り物をしてくれる」と話す
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悔しさバネに紅白出場

――2018年大晦日、純烈は紅白出場しました。いけると思っていました?

「思ってました。ただ、2017年は無理だなと。まだ知名度が低かったし。出場者発表の11月16日は私の誕生日だったけど、駄目だった話はしなかった。でも1回残念でしたというのがあったから、もっとやる気になるし、逆にいいことなんじゃないかなと」

――アドバイスはしなかった?

「一切しなかったですね」

――そして2018年に初出場。

「夏ごろにはいけると思いました。TVで多く取り上げられて、CDもめちゃくちゃ売れてたし、ショーも面白いと評判で、皆さんが『純烈病院』と呼んで下さって。病気も治る、みたいな」

――ご主人に抱きつく女性がいたりするのは大丈夫? 

「全然平気です、仕事ですもの。私もイケメンにしょっちゅう抱きついているから(笑)」

――念願の紅白出場後にあの騒動が起きました。ご主人の危機をどう支えたんですか。

「家ではその話はしなかった。当然、私にも連絡が来ましたよ。でも大変なのは私ではなくて、主人。外ではその話で持ちきりで、いろいろ対応しないといけないから。私にできることはちゃんとご飯を作って、お腹が空いていなくても食べ物を口に運ぶという。でも、それも終わった話。今はもう令和だから」

純烈4人体制になってから初の舞台は『前川清 特別公演』。ファンからの温かい声援を受けて再出発。撮影/佐藤智子
純烈4人体制になってから初の舞台は『前川清 特別公演』。ファンからの温かい声援を受けて再出発。撮影/佐藤智子

「幸せだけど、のろけている場合じゃない」

――今、幸せでしょ? 

「幸せ。でも、のろけている場合じゃない。変な話、明日離婚するかもしれないし。フタを開けてみたら、二重婚でしたとか(笑)。でも、それはそれで人生だから仕方ない。スウェーデン人はみんな、最悪のことを考えて最高のものを取る。明日何があるか分かんないし」

――でも、ご主人とは絆があるでしょう。

「もちろん。何かあったら必ず助けます。最悪のことは考えながらも、明るく一日一日を大切に過ごせたらいいかな」

似た者夫婦の絆は深い
似た者夫婦の絆は深い

■プロフィール

1970年11月16日、スウェーデン生まれ。18歳で来日し、1989年に演歌歌手としてデビュー。今年、芸能生活30周年。MC、ナレーション、映画コメンテーター、エッセイ執筆など幅広く活躍している。2018年4月2日、フジテレビ「ノンストップ!」で純烈メンバーの小田井涼平と2017年に婚姻届を出していたことを発表。

(クレジットのない写真はすべて 撮影:石田健一)

●2回目のLiLiCoさんのインタビューはこちら

●3回目のLiLiCoさんのインタビューはこちら

【この記事は、Yahoo!ニュース 個人の企画支援記事です。オーサーが発案した企画について、編集部が一定の基準に基づく審査の上、取材費などを負担しているものです。この活動は個人の発信者をサポート・応援する目的で行っています。】