第2次大戦時にナチスドイツがユダヤ人を迫害、約600万人を殺害したホロコースト。そのホロコーストの象徴的な存在が、アンネ・フランク。

アンネ・フランクはナチスの迫害を逃れて、ドイツからオランダに移住。1942年7月からオランダのアムステルダムの隠れ家に身を潜めて生活をしていたが、1944年8月に密告によって逮捕され、強制収容所に送られた。そして戦争が終結する直前の1944年10月28日にアウシュビッツ絶滅収容所からドイツのベルゲン・ベルゼン収容所に移送された。そして1945年3月ごろにアンネはベルゲン・ベルゼン強制収容所で15歳で死亡。2021年10月28日はアンネ・フランクがアウシュビッツ絶滅収容所からベルゲン・ベルゼン収容所に移送されてから77年目。

隠れ家に隠れていた時の生活や思いを綴った日記が戦後になって発見され、ホロコーストを生き延びることができた父オットー・フランクによって「アンネの日記」として出版。今でも世界中の人々に読み継がれている。アムステルダムにはアンネ一家らが身を潜めていた家があり、現在でもアンネ・フランクハウスとして世界中から多くの観光客が訪問している。

日本でもお馴染みの「アンネの日記」だが、アンネ・フランクは世界中の老若男女にも人気がある。世界中の若者に人気のインスタグラムには世界中のアンネ・フランクのファンがアンネの当時のモノクロ写真や、アムステルダムにある「アンネの家」を訪問した写真をたくさん投稿している。そしてアンネ・フランクの生涯は「アンネの日記」をもとにした映画、ドラマ、演劇、アニメ、マンガなどで世界中で作品の題材として取り上げられ、演じられている。ホロコースト時代の犠牲者を主人公にしたドラマ、映画、舞台などは多数制作されているが、誰よりも多いのがアンネ・フランクである。

2020年にはアンネ・フランクハウスが1940年代のナチス支配下のアムステルダムでアンネ自身がビデオを回して動画を撮影しながら、隠れ家での生活や思いを伝えるという内容でアンネ・フランク一家が隠れ家に隠れて、逮捕されるまでの動画をYouTubeで開していた。2021年8月からは捕後のアンネ・フランク一家の収容所での生活の様子を動画を公開している。