オランダのスタートアップ、マイクロソフトのAI技術活用して「浜辺のタバコの吸い殻収集ロボット」開発
オランダのスタートアップ企業のTechTicsは浜辺に落ちているタバコの吸い殻を自律的に発見して収集するロボット「BeachBot(ビーチボット)」を開発した。
ビーチボットは、マイクロソフトが開発したAI(人工知能)技術を活用している。2000枚のタバコの吸い殻の画像を見て機械学習を行って、浜辺に落ちているタバコの吸い殻を検知して収集することができるようになった。今後は、タバコの吸い殻以外のゴミも認識して回収できるようにすることを目指している。
オランダだけでなく世界中の浜辺にはゴミが溢れている。それらのゴミが海に流れて、海洋汚染の原因にもなっている。オランダの浜辺は人間の捨てるゴミやタバコの吸い殻だけでなく犬の糞もある。広くて暑い夏の浜辺のゴミ集めを砂浜で人間が行うのは大変な作業であり、多くはボランティアや近所の人がやっている。プライベートビーチでは掃除会社に委託しているが、人件費もかかっている。そのため、炎天下での作業でも疲れないし、ゴミを発見したらきちんと収集するロボットの方が効率的でコストパフォーマンスも良いので、適任である。
▼マイクロソフトは動画も公開している。