米国 40人乗りでロス~サンフランシスコを1時間で飛行するUFOのような「空飛ぶバス」コンセプト発表
UFOのようなデザインの「空飛ぶバス」
米国のKelekonaが40人乗りの「空飛ぶタクシー」と呼ばれる垂直離着陸機(eVTOL:electric vertical takeoff and landing)のコンセプトを発表した。「空飛ぶタクシー」という用語に違和感を覚える人もいるかもしれないが英語でも"Flying Taxi(空飛ぶタクシー)"や"Flying car(空飛ぶ車)"、"Air car(空中自動車)"と呼ばれており、操縦が不要で目的地まで運んでくれる。
従来「空飛ぶタクシー」は1人から数人程度までの小型のもので、世界中で実用化に向けてコンセプト発表や飛行実験が行われている。だが今回、Kelekonaが発表したeVTOLのコンセプトでは、40人乗りという大型で大量輸送を目的として、ロサンゼルスからサンフランシスコまで1時間で飛行する都市間移動型である。
今までの少人数で目的地まで飛行する「空飛ぶタクシー」というよりも、大人数で決まった都市間を定期的に移動するので「空飛ぶバス」といったところだ。また同社が発表したコンセプトではまるでSF映画に出てくるUFOのようなデザインである。具体的な実用化の開始時期や開発費用、運賃などは明らかにしていない。
▼Kelekonaが公開しているコンセプト動画