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ドイツ、フランクフルト国際空港:欧州初の『空飛ぶタクシー』導入を検討:地元企業と提携

佐藤仁学術研究員・著述家
フランクフルト国際空港(写真:ロイター/アフロ)

 ドイツのフランクフルト国際空港を運営しているFraportは『空飛ぶタクシー』の導入に向けて、地元ドイツで『空飛ぶタクシー』を開発しているVolocopterと導入検討を開始したい。フランクフルト国際空港に到着した乗客を『空飛ぶタクシー』で目的地まで運んでくれる。

 『空飛ぶタクシー』とはパイロットがいない数人乗りの飛行機。垂直に離陸するので滑走路などは不要。フランクフルト国際空港では導入に向けてトライアルを実施していく予定で、「Volocopterと提携して、欧州で初の『空飛ぶタクシー』を導入する空港になりたい。空港を利用する乗客にとっても利便性がある」と公式声明を発表している。

 具体的なサービス開始予定日は決まっていないが、Volocopterでは既に、2人乗りの『空飛ぶタクシー』を開発している。フランクフルト国際空港は1か月に500万人以上の乗客が利用。飛行機で空港に到着してから、また『空飛ぶタクシー』で目的地まで行ける日が来るのもそう遠くないかもしれない。

▼Volocopterの『空飛ぶタクシー』コンセプト動画

学術研究員・著述家

グローバルガバナンスにおけるデジタルやメディアの果たす役割に関して研究。科学技術の発展とメディアの多様化によって世界は大きく進化してきました。それらが国際秩序をどう変化させたのか、また人間の行動と文化現象はどのように変容してきたのかを解明していきたいです。国際政治学(科学技術と戦争/平和・国家と人間の安全保障)歴史情報学(ホロコーストの記憶と表象のデジタル化)。修士(国際政治学)修士(社会デザイン学)。近著「情報通信アウトルック:ICTの浸透が変える未来」(NTT出版・共著)「情報通信アウトルック:ビッグデータが社会を変える」(同)「徹底研究!GAFA」(洋泉社・共著)など多数。

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