ブラジル、リオ市長『#WeRemember』キャンペーン「SNSを通じてホロコーストを忘れない」

(写真:ロイター/アフロ)

 ブラジルのリオデジャネイロではマルセロ・クリベラ市長は、ホロコースト国際記念日にツイッターでハッシュタグ「#WeRemember」をつけて投稿をして、ホロコーストの記憶と悲惨な歴史を忘れないようにしようと呼びかけている。マルセロ・クリベラ市長はユダヤ人ではないが、反ユダヤ主義への警鐘も訴えている。リオデジャネイロの市スタッフも「#WeRemember」のTシャツを着て、ホロコーストの犠牲者の追悼を行った。

 「#WeRemember」を訴えるリオデジャネイロの市長とスタッフ(Courtesy via JTA)
「#WeRemember」を訴えるリオデジャネイロの市長とスタッフ(Courtesy via JTA)

 1月27日は国際ホロコースト記念日。第2次大戦時にナチスによって600万人以上のユダヤ人や政治犯、ロマらが大量虐殺されたホロコースト。1945年1月27日にソ連軍によってアウシュヴィッツ強制収容所が解放された。現在では、ホロコーストの生存者らも年々減少してきている。

ツイッターと世界ユダヤ人会議で「#WeRemember」キャンペーン

 ツイッターでは世界ユダヤ人会議(World Jewish Congress)と提携して、「#WeRemember」キャンペーンを実施。ハッシュタグで「#WeRemember」をつけて投稿し、ホロコーストの記憶と悲惨な歴史を忘れないようにしようと呼びかけている。またツイッターでは、「#WeRemember」専用の絵文字も作成している。今回、リオデジャネイロではマルセロ・クリベラ市長がイニシアティブをとってホロコースト犠牲者への「#WeRemember」を訴えている。

 マルセロ・クリベラ市長は「無実の子供たち200万人を含む600万人以上が殺害された歴史的な悲惨なホロコーストの出来事を忘れてはいけない。『#WeRemember』キャンペーンを通じてホロコーストを知ることは反ユダヤ主義への対抗とヘイトスピーチ、ジェノサイド、人種差別問題を考えることにもつながる。SNSというデジタルメディアを通じて、ホロコーストについて学ぶことは重要なことだ」とコメント。

 ブラジルではサンパウロのサッカーチームSCコリンチャンス・パウリスタでも「#WeRemember」を訴えている。ブラジルのイスラエル同盟のFernando Lottenberg氏は「現代では再び、反ユダヤ主義の傾向が強くなってきている。SNSを通じてホロコーストを知らない世代や、ホロコーストを否定する人々に、ホロコーストや反ユダヤ主義への抵抗を訴えていくことは重要なことだ」と語った。