Twitter、2018年は通期で初の黒字:ディリーユーザー数も初公開、1億2600万人
Twitterは2019年2月7日、2018年第4四半期(2018年10~12月)の決算を発表した。売上高は前年同期比24%増の9億900万ドル(約1000億円)。純利益は73%増の2億4400万ドル(約260億円)。2017年Q4に2013年の株式公開以来、初の黒字を達成し、今期はTwitterにとって初の4期連続の黒字となった。同社ではずっと赤字が続いていたため、以前からマーケティング、研究開発などのコスト削減が功を奏して赤字幅は大幅に縮小し続けていた。2013年の上場以来、通期で初の黒字となった。
大きな伸びを見せない利用者、初のデイリーアクティブユーザー数公開
Twitterの売上高のうち約87%は、広告収入で、広告の売上は7億9100万ドル。特に動画広告が伸びている。前期からボットや不正アカウントなどを大量に削除したことによって、月間アクティブユーザー数は500万減少の3億2100万人。欧州連合(EU)の一般データ保護規則(GDPR)による利用者減も含まれている。
日本ではタレントや若者にも人気のTwitterだが、アメリカやインドネシアなど一部の国では人気があるものの、世界規模でみたら23億人以上が利用しているFacebookと比較すると利用者は非常に少ない。ここ何年も3億人強程度で、全く大きな伸びを見せる気配もない。
Twitterは今期から月間アクティブユーザー数だけでなく、初めてデイリーアクティブユーザー数(DAU)も発表した。2018年第4四半期のDAUは1億2600万人だった。第3四半期は1億2400万人、前年同期は1億1500万人だったことから、月間ユーザー数は減少しているものの、デイリーユーザー数は増加していることをアピールした。今後、Twitterでは月間ユーザー数(MAU)の発表は行わないで、「Twitterで広告を見た1日のユーザー数」としてDAUを公表していく。それでもFacebookのDAUは15億人以上であることから、その差は大きい。