ロシア軍、自動化された多連装ロケットシステム(MLRS)を開発へ:キラーロボット発展への懸念
ロシア軍が自動化された多連装ロケットシステム(Multiple Launch Rocket System:MLRS)を開発していると、ロシアの軍事企業NPO SplavのディレクターAlexander Smirnov氏がロシアのメディアSputnikのインタビューに語っていた。MLRSは長射程の阻止砲撃用として開発された自走多連装ロケット砲システムである。
Smirnov氏によると、同社が開発している多連装ロケットシステム(MLRS)は既にいくつかのシステムで自動化が進んでおり、ロボット化されてきているとのことで「数年のうちにロボット化され、自動化された多連装ロケットシステム(MLRS)が登場することは間違いない。つまり、人間が標的を見つけて発射するのではなく、多連装ロケットシステム(MLRS)が標的を見つけて、自動的に発射準備から攻撃まで出来るようになる」と語っている。
現在、国際社会では自律型殺傷兵器(LAWS)やキラーロボットの登場など、人間の判断を介しないでロボットが人間に攻撃を仕掛けてくる懸念への高まりや、人間の判断を介さない戦争についての議論が進んでいる。